海に優しい生分解性人工芝「Re Green Grass 9」の誕生
新たな地球環境への配慮として、ミズノとカネカが共同開発した人工芝「Re Green Grass 9(リグリーングラスナイン)」が注目を集めています。この革新的な人工芝は、土壌だけでなく、海水中でも分解される特性を持ち、2026シーズンから中日ドラゴンズの本拠地である「バンテリンドーム ナゴヤ」の新たなウォーニングゾーンに導入されることが決まりました。これは、スポーツ施設における生分解性人工芝の導入としては世界初の試みです。
環境への配慮
「Re Green Grass 9」は、カネカの生分解性バイオポリマーであるGreen Planetを使用しており、通常のプラスチックによる汚染問題に挑む重要な一歩となります。人工芝が摩耗し、海に流れ出る微細なプラスチック問題は深刻であり、生分解が可能な素材であればこれを大きく軽減できます。
特に、人工芝の成分に90%以上のバイオマス由来樹脂を使用しているため、従来の石油由来のものに比べて二酸化炭素排出量を抑えることができます。
地域社会へのメッセージ
株式会社ナゴヤドームは、球場運営において環境への影響を重要視しており、「Re Green Grass 9」を採用することで、地域社会および次世代への環境意識の醸成を目指しています。この取り組みはスタジアムだけでなく、全国的なスポーツ施設での導入も期待されています。
その他の特徴
「Re Green Grass 9」は、屋内型の野球専用の人工芝です。摩耗による影響を軽減し、スポーツ性能も高いことからプロ野球のフィールドでの使用が可能です。また、同じバイオポリマーを使用した「Re Green Grass UMI」シリーズや充填材「Field Chip UMI」シリーズも展開されています。
また、この取り組みは環境省の「プラスマ・アワード2026」でも金賞を受賞するなど、幅広く評価されています。
将来展望
今後更に、屋外型の海洋生分解性人工芝の開発も行う計画です。このような先進的な取り組みを通じ、スポーツ施設から環境負荷の軽減に寄与することが期待されています。
環境問題は多くの人々にとって重要なテーマです。そんな中、未来を考えた製品が新たに登場することにより、スポーツと環境、両方の調和が生まれることを願っています。