沖縄の化石サンゴを使用した新たな知育玩具が登場
株式会社エドギフトが、沖縄県与那国島で産出される化石サンゴを活用した知育玩具「ちゅらテグミー」を、2025年3月24日から発売することを発表しました。日本独自のサステナブル素材を駆使したこの製品は、子どもたちの創造力や思考力を刺激する新しい遊び道具として注目を集めています。
「ちゅらテグミー」とは?
「ちゅらテグミー」は、6種類の平面パーツを使って、自由に立体構造を作り上げることができる組み立てブロックです。これらのパーツに溝(スリット)が付いており、子どもたちは自分で考えた形を試しながら、家や動物、乗り物など、様々なものを作り出すことができます。この適度な制約が、創造力を引き出し、試行錯誤を促します。
サステナブルな素材への挑戦
「ちゅらテグミー」は、与那国島で10万年の歳月を経て隆起した化石サンゴを含む「ちゅらペレット」を使用しています。この化石サンゴは、地下ではなく地上に存在したため、不純物がなく高純度な状態で化石化しています。それをプラスチックとブレンドすることで、環境に優しい次世代素材へと変貌を遂げました。沖縄の地域資源を活用したものづくりは、コロナ禍で観光業が大打撃を受けた沖縄の経済復興にも寄与する役割を果たすと期待されています。
共同開発の背景
この「ちゅらテグミー」は、株式会社エドギフト、化石サンゴの供給を行うコーラルインターナショナル株式会社、そして「ちゅらペレット」を製造する日本ピグメント株式会社の3社の共同開発によって生まれました。各企業の得意分野を活かし、互いに協力しながら、地域資源を最大限に使用した製品の開発を進めました。
沖縄の未来に向けて
沖縄県には、子ども向けギフト市場において海外製品が数多く流通していますが、「ちゅらテグミー」はその中で沖縄発のサステナブルな製品として生まれました。地域の子どもたちに遊びを通して沖縄の文化や自然の素晴らしさを伝えることも、この製品の目指すところです。「ちゅらテグミー」は、ただの玩具ではなく、地域への愛情や文化の継承をも含む、特別なものとなっているのです。
今後、この新しい知育ブロックが沖縄の子どもたちにどう影響を与え、地域にどのように貢献していくかに大いに期待が寄せられています。