台湾・香港人による美容商品の人気調査
株式会社ジーリーメディアグループが運営する訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」が、台湾人と香港人を対象にしたアンケートの結果を発表しました。この調査では、訪日観光客が日本で購入したい美容関連商品に関する情報が集められています。
スキンケア商品の人気
調査によると、台湾人と香港人の約70%が「スキンケア商品」に対して強い関心を持っていることがわかりました。具体的なブランド名を挙げると、1位には「資生堂」が選ばれています。また、無印良品も「スキンケア商品」で4位にランクインしました。これらのブランドは、訪日客に高い認知度を持っていることが伺えます。
さらに、台湾人・香港人の約80%が日本で化粧品を購入したいと考えており、「買いたいものはない」との回答はわずか17.6%に留まりました。この調査からは、台湾人と香港人の消費意欲の高さが浮き彫りになっています。
無印良品の人気
無印良品は、多くのカテゴリーで好評を得ており、ボディケア商品では2位、フレグランス商品でも4位を獲得しています。特に無印良品は、旅行者が事前に欲しい商品を決めてくる場合も多く、そのために訪日先で探し回る姿が見受けられます。
ヘアケア家電の人気
美容家電に関しては、約60%の訪日客が日本での購入を希望しており、その中で「ヘアケア家電」が最も人気を集めています。「ヘアケア家電」の購入意欲は37.5%で、次いで「フェイスケア家電」が17.9%となっています。
その中でも、パナソニックは全6カテゴリーのうち、ヘアケア家電、フェイスケア家電、ボディケア家電、オーラルケア家電、メンズケア家電の5つで1位を獲得しています。これにより、パナソニックの美容家電が訪日客の間で非常に評判が良いことが明らかになりました。
陳怡秀編集長の見解
本調査を受けて「樂吃購」編集長の陳怡秀氏は、「無印良品やパナソニックといったブランドが、特に人気であることが再確認されました。訪日客はあらかじめ購入したい商品を決めて来ることが多く、日本の品質や信頼を重視している傾向が強いようです」と述べています。
まとめ
今回の調査結果を通じて、台湾人・香港人が日本の化粧品や美容家電に強い関心を持っていることが浮かび上がりました。これにより、日本の企業がどのように訪日客のニーズを満たし、競争に勝つかが今後の大きな課題であるといえるでしょう。この結果は、日本の観光業界にとって、インバウンド消費が期待できる重要な指標となることでしょう。
調査概要
調査対象: 「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の台湾人・香港人ユーザー
実施期間: 2025年9月16日~21日
* 有効回答数: 817