新アプリ解析ツール
2022-08-01 10:00:22

IBM i向け新しいアプリケーション解析ツールX-2E Analysisの紹介

IBM i向けの新ツール『X-2E Analysis』が登場



最近、ジーアールソリューションズ株式会社はIBM i(旧AS/400)向けの新しい解析ツール『X-2E Analysis』をリリースしました。このツールは、長年日本市場で人気のあるアプリケーション可視化/解析ソフトウェア『X-Analysis Advisor』に、CA 2Eの解析機能を付加したものです。これにより、近代的な環境でCA 2Eを活用したアプリケーションの技術継承と近代化が可能になります。

CA 2Eの背景



CA 2Eは20年以上の歴史を持つモデルベース開発型のアプリケーション開発ツールで、その設計思想は非常に先進的です。オブジェクト指向開発に基づき、ビジネスロジックの部品化を実現するだけでなく、設計情報のリポジトリ管理やプログラムコードの自動生成も可能としています。しかし、技術の進展とともに、CA 2Eを利用したシステムの多くがブラックボックス化し、IBM i技術者の高齢化問題も浮き彫りになっています。これが次世代エンジニアによる技術継承の必要性を高めています。

X-2E Analysisの特徴



新しい『X-2E Analysis』は、CA 2Eで開発されたアプリケーションに特化した解析機能を備えており、データフロー図やER図、さらにはアクションダイアグラムなどの解析結果を最新の設計手法で得ることができます。これにより開発者は、過去の資産を可視化し、次世代の開発に活用しやすくなります。特に、オープンシステムの視点から過去の資産を捉えることができる点が大きな魅力です。

国内市場への貢献



ジーアールソリューションズの代表取締役社長である鎌田悟氏は、CA 2Eを使用している企業が直面するシステム刷新と継続利用の課題を解決するために、この製品を日本国内で提供する意義を強調しています。また、将来的にはJavaマイグレーションツールの提供も検討する意向を示しています。

購入を希望される方は、CA 2Eに精通したタカヤ株式会社を通じて導入が可能です。タカヤ株式会社の取締役事業開発本部長である剱持雄一氏は、この新製品がCA 2Eユーザーにとって役立つソリューションであると自信を持って述べています。

GRSとFresche Solutionsの提携



GRSは、カナダのFresche Solutions社が製造した『X-Analysis Advisor』の国内独占販売権を持っており、今回の『X-2E Analysis』もその一環として位置付けられます。Fresche Solutionsは、IBM iアプリケーションのモダナイゼーションを支援する製品を展開しており、世界の22000社で採用されています。このような強力なバックグラウンドがあるからこそ、X-2E Analysisの信頼性も高いのです。

結論



『X-2E Analysis』は、CA 2Eを使用している企業に新たな解析機能を提供することで、技術継承とシステムの近代化を推進していくでしょう。これは、今後のアプリケーション開発をより効率的かつ効果的に進めるための強力なツールとなることでしょう。これからの展開が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
ジーアールソリューションズ株式会社
住所
東京都新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビル48階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: GRS X-2E Analysis CA 2E

Wiki3: GRS X-2E Analysis CA 2E

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。