Kaggle金メダル獲得
2025-09-12 14:15:40

データサイエンスの新たな頂点:JDDの今西大輔がKaggleで金メダル取得

データサイエンスの新たな頂点:JDDの今西大輔がKaggleで金メダルを獲得



Japan Digital Design株式会社(以下JDD)のデータサイエンティスト、今西大輔氏が、データサイエンスの国際大会「Kaggle」において金メダルを受賞しました。この成功は、医療分野に関連した社会課題に対する解決を目指したコンペティション「CMI - Detect Behavior with Sensor Data」でのものです。世界中から集結した2,600以上のチームの中で、彼はなんとソロで挑戦し、全体の上位0.5%に入る15位を獲得したのです。

Kaggleとは?



Kaggle(カグル)は、データサイエンスと機械学習の分野で最大のコンペティションプラットフォームとして知られています。Googleの傘下として運営されるこのプラットフォームには、数千人以上のデータサイエンティストが参加し、医療や金融、環境問題などの重要な社会的課題に対して最先端のAI技術を競い合っています。しばしば「データ分析のオリンピック」とも称されるこの競技会では、上位入賞は非常に高く評価される成果です。Kaggleでは、成績に応じて「Expert」「Master」「Grandmaster」などの称号が与えられますが、特にGrandmasterは最も難関なランクであり、世界中で数千人に一人しか達成できない厳しい称号です。

コンペティションの詳細



今回のコンペティション「CMI - Detect Behavior with Sensor Data」は、2025年5月30日から9月3日まで行われました。自動的に不安障害や強迫症状に関連する身体集中反復行動(BFRB)を検出するAIの開発が目的です。参加者は、BFRB対象の動作と対象外の動作を含むセンサーデータを利用し、高精度に動作を予測するAIモデルを構築しなければなりませんでした。このセンサーデバイスは、慣性計測装置や距離測定センサー、温度センサーなど、さまざまな機能を持ち合わせています。

今西大輔の受賞コメント



「今回の成果は、私が得意とする画像認識技術を基にして、センサーデータ解析に応用したことが大きな要因です」と今西氏は語ります。「具体的には、2D-CNN(2次元畳み込みニューラルネットワーク)を利用して、高精度な予測を実現しました。また、公開されているノートブックや過去の手法を参考にして合計5種類のモデルを組み合わせたアンサンブルを行い、精度を向上させました。地道な努力と多様なモデルの組み合わせが功を奏したと信じています。」

今西の活動とキャリア



今西大輔氏はJDDのM-AIS(MUFG AI Studio)でシニアデータサイエンティストとして活躍しており、現在はM&A関連のAIプロジェクトに取り組んでいます。M&A売りニーズに対する買い候補先の抽出を行い、業務の効率化と高度化に寄与しています。JDDに参加して以来、彼はKaggleでの挑戦を続け、金メダルを6枚(銀メダル14枚、銅メダル2枚)獲得しています。

JDDの企業文化と取り組み



Japan Digital Designでは、社員一人ひとりが専門性を発揮できるよう、柔軟な働き方や成長支援の環境を整えています。今西氏の成功は、彼自身の努力の表れであると同時に、JDDの企業文化がもたらす成果でもあります。今後も社員が挑戦と革新を続け、新たな社会貢献を果たしていくことを計画しています。

未来への展望



JDDはデータサイエンス領域の採用活動を進めつつ、研究開発の支援にも力を入れ、世界水準の技術を持った人材とともに新しい価値を創出していく方針です。これにより、社会に貢献しつつ、「金融の新しいあたりまえ」を実現することを目指しています。


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会社情報

会社名
Japan Digital Design 株式会社
住所
東京都中央区日本橋本石町3-3-5 日本橋トークビル (受付 9階)
電話番号

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