日産証券、ローコード開発ツールZoho Creatorで金融サービス業務を内製化
日産証券、Zoho Creatorで業務システムを内製化
日産証券株式会社(以下日産証券)は、金融サービスの業務システムを内製開発することを発表しました。特に注目されるのが、ローコード開発ツール「Zoho Creator」を用いて構築した「利回りファンド」の業務システムです。これにより、日産証券は法改正やセキュリティの強化、新サービスの展開への迅速かつ柔軟な対応が可能になる旨を示しています。
内製化の背景と目的
金融業界においては、法改正や制度の変更、セキュリティ要件の更新が頻繁に発生しており、これに対応することが重要な経営課題となっています。外部の開発業者に依存する場合、改修のたびに時間やコストのロスが生じます。こうした事情を踏まえ、日産証券は2023年に新しい資産運用サービス「利回りファンド」を立ち上げ、自前でシステムを開発・運用する方針を打ち出しました。これにより、顧客に対するサービスのリリース後も不断の改善を行える体制を整えることができるのです。
「利回りファンド」の内製開発の詳細
日産証券は、「利回りファンド」のサービス開始に併せて、顧客情報管理システムや口座開設画面などをZoho Creatorを利用して開発しました。この選択肢の背後には、コストの削減だけでなく、自社の判断で改修を進められる自由度があったことが挙げられます。リリース後も継続的に改善を重ねることができるという点が、内製化の根幹となっています。
セキュリティへの取り組み
日産証券は、自社主導でのセキュリティ対策にも力を入れています。顧客向けのセキュアなログイン環境を整え、画面の誤表示や情報漏洩を防ぐための仕組みを強化しています。また、Zoho Creatorでも多要素認証(MFA)を導入することで、金融当局が求める認証基盤の強化にも対応しています。このような安全面の確認は、外部企業による侵入テストを経て実証されています。
法改正への迅速な対応
2024年に施行される金融商品取引法改正に際して、日産証券は顧客向けのクーリング・オフ対応を、自社の判断でスピーディに実施しました。これにより、リードタイムやコストを抑えつつ、コンプライアンスに即したサービスを提供できる体制が整ったと言えます。こうした内製化の成果は、今後も金融業界における強みとして活かされるでしょう。
新サービス展開に向けて
日産証券は、2026年には新しく貴金属の寄託サービス「ゴールド・バンキング」と「プラチナ・バンキング」を展開する予定で、先に開発した「利回りファンド」のシステムを基盤として活用します。このように、一度構築したシステムを他のサービスに流用することで開発効率が向上し、金融サービスの迅速な展開が可能となります。
担当者の声
日産証券の平尾友亮氏は、「Zoho Creatorの導入によって、法改正や制度の変化に素早く対応できる体制が整い、現在は新サービスの立ち上げにも活用しています。自社主導で継続的にサービスを改善できることが大きな強みです」とコメントしています。
日産証券株式会社について
日産証券は1948年に設立された証券会社で、東証スタンダードに上場しています。株式、投資信託、債券、デリバティブ取引など広範な金融商品を提供しています。安心・安全な金融サービスの提供に取り組んでおり、その競争力を高めるために内製化を推進しています。
まとめ
日産証券の取り組みは、金融業界における内製化の成功事例として今後の見本になる可能性があります。今後も多様なニーズに応じて、顧客サービスの質を向上させていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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ゾーホージャパン株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6−1みなとみらいセンタービル 13F
- 電話番号
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045-319-4611