自閉症の新しい理解
2025-03-26 10:42:06

自閉症を理解する新たな一歩『Happy with Autism』プロジェクトが始動

自閉症を理解する新たな一歩『Happy with Autism』プロジェクトが始動



4月2日、世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり、NPO法人東京都自閉症協会が『Happy with Autism』プロジェクトの第一弾として、ショートムービーを公開します。このプロジェクトの目的は、自閉症当事者の多様な個性とその声を通じて、広く理解を促進していくことです。

自閉症当事者のリアルな声



このショートムービーには、様々な分野で活躍する12人の自閉症当事者が参加し、自らの経験と考えを率直に語ります。彼らは、普通の生活の中で直面する困難やサポートが必要な場面、自閉症の特性について理解してほしいことなどを披露します。例えば、「音に敏感で、教室にいるのが難しい」、「情報が多すぎると混乱する」といった具体的な体験が語られ、視聴者に向けた強いメッセージを発信します。

自閉症とコミュニケーションの課題



自閉症の特徴的な側面として、コミュニケーションの困難が挙げられます。「言いたいことが言葉にできない」という体験や、自分の感情すら把握が難しいことがあるのです。これらは外部からは分かりづらいため、誤解されがちです。近年は、「自閉症=コミュ障」という偏見が未だに広がっていますが、実際には自閉症は脳のメカニズムによる障害であり、病気ではありません。

自閉症がもたらす日常生活での困難は、時にいじめやパワハラの要因となり、さらには不登校やひきこもりへとつながる場合もあります。このような状況の理解を深めるために、プロジェクトはさまざまなアクションを考案しています。

大規模調査計画の紹介



東京都自閉症協会では、2025年秋に自閉症当事者とその家族のニーズを調査する大規模プロジェクトを計画しています。調査結果はショートムービーとして編集し、自閉症に対する誤解や偏見を解消し、理解を促進するツールとして活用される予定です。

調査の具体的な内容や方法については、当事者団体と協力しながら進められます。調査の結果は、さまざまな啓発活動に役立てられ、自閉症がどういうものか理解するための助けとなるでしょう。

オンラインイベントでの発表



自閉症の理解を促進するために、2025年4月2日の世界自閉症啓発デーに、動画のパイロット版が発表されます。そのオンラインイベントでは、自閉症について知ってもらうためのさまざまなアクションやコミュニティの取り組みが紹介され、視聴者と共に自閉症の理解を深めていくことを目指します。

まとめ



『Happy with Autism』プロジェクトは、自閉症当事者の声を集めることで、より理解される社会の実現を目指しています。このプロジェクトを通じて、視聴者が自閉症について考えるきっかけとなり、少しずつでも認識が変わることを期待しています。興味のある方は、ぜひ4月2日のオンラインイベントに参加して、当事者のリアルな言葉を聞いてみてください。

お問い合わせ先



このプロジェクトについての詳細やお問い合わせは、特定非営利活動法人 東京都自閉症協会(電話番号:03-6907-3531)までご連絡ください。私たちと一緒に、自閉症について考える機会を持ちましょう。


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会社情報

会社名
NPO法人東京都自閉症協会
住所
東京都豊島区南大塚3-43-11福祉財団ビル7F
電話番号
03-6907-3531

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