IoT技術を活用した新しい喫煙検知システムの実証実験
禁煙が進む現代社会で、喫煙行為に対する問題がますます深刻化しています。特に、禁煙指定の場所において喫煙する利用者が多くいるため、各事業者は清掃代やクレームの対応に苦慮しています。そんな中、株式会社ニーリーが開発したIoT技術を用いた喫煙検知プロダクトの実証実験が、2019年2月上旬から行われました。実験では自動車内での喫煙行為を検知する方法に焦点を当てています。
実証実験の概要
今回の実証実験では、車両のバックミラー上部に設置した小型の遠赤外線カメラを使用し、熱画像を解析することで喫煙を検知しました。具体的には、取得した熱情報をもとにタバコの先端の熱と他の熱源を分類し、正確な喫煙検知を実現しました。対象となった車両は5人乗りの乗用車で、合計27箇所での測定が行われました。
社会背景
禁煙指定のホテルやレンタカー、カーシェアリングの車内での喫煙は、利用者間のトラブルや清掃料金の増加を引き起こしています。しかし、これまでの技術には喫煙者の特定が困難であったため、事業者は長年悩まされていました。IoTの普及が進む現在、ニーリーはこの課題を解決し、ユーザーと事業者の双方にメリットをもたらすことを目指しています。
実証実験の結果
実験の結果、測定した各ポイントにおいて、喫煙時のタバコと他の熱源の区別が可能となったことが確認されました。特に、ニクロムライターを使った場合でも外気と区別できる精度を持ち、電子タバコや喫煙前のライター検知などの応用が期待できます。これまでニオイや煙を使った検知方法が主流でしたが、これらの方法では外部環境の影響を受けやすく、誤検知が発生しやすいという課題がありました。しかし、新しい熱画像解析技術を用いることで、実用化の可能性が大きく広がったと考えられています。
まとめ
この実証実験は、IoT技術の進化による新たな喫煙検知システムの先駆けとなり、禁煙スペースの運営をサポートする重要なステップです。今後、ニーリーはこの技術を多くの事業者に提供し、クリーンな環境作りに貢献していくことでしょう。興味のある方はぜひ、詳細を公式サイトなどでチェックしてみてください。
お問い合わせ
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