KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022
2023-01-10 08:30:01

新進コンテンポラリーダンス振付家を発掘する「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022」のご紹介

コンテンポラリーダンスの新しい潮流—「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022」の意義



アワード創設の背景


「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD」は、2020年に京都にて創設されました。新型コロナウイルスの影響で、振付家たちにとっての作品発表の場が失われ、また新たな作品の制作も困難さを増している状況が続きました。そのため、全国各地で活動する若手コンテンポラリーダンスの振付家たちを支援するためのアワードが誕生しました。この活動は、振付家が次のステップへ進むための機会を提供し、作品によるディスカッションを通じて観客との繋がりを育むことを目指しています。審査委員には、ダンスのプロデューサーや評論家が名を連ね、各種賞の授与を行います。これにより、作品の完成度はもちろん、振付家が持つ未来に対する期待を後押しすることが狙いです。

コンテンポラリーダンスの振付家とは


コンテンポラリーダンスとは、バレエやジャズダンス、ヒップホップなどとは異なり、定型化されたスタイルが存在しません。そのため、コンテンポラリーダンスの振付家はそれぞれ独自の振り付けを生み出していく必要があります。言い換えれば、100人の振付家がいれば、その数だけ独創的なダンスが誕生するのです。また、コンテンポラリーダンスの振付家は振り付けだけでなく、作品全体の演出や演技に関わる創作も手掛けます。彼らは作品の背景にある思想やメッセージを考えながら、身体表現を創造する「作家」としての側面も持っています。

KCA2022の詳細


2022年度のアワードは、2回目の現地開催となり、全国から39組の応募がありました。その中から厳選された6組が京都の府民ホールにて、2日間にわたり演じられます。各日、3組ずつの上演後には、観客とのディスカッションが行われ、2日目の夕方には各賞の授与式が予定されています。また、オンライン配信も行われ、観客投票による賞も設けられているため、多くの方が参加できるのが特徴です。

  • - 日時: 2023年1月28日(土)18:00開演、29日(日)15:00開演
  • - 会場: 京都府民ホールALTI
  • - 料金: 劇場鑑賞チケットは前売り3,000円(高校生以下1,000円)、オンライン視聴チケットは各日2,000円、2日通しのチケットは3,000円となっています。

観客の参加


このアワードでは、観客の意見や投票が非常に重要な役割を果たします。上演をリアルタイムで配信し、観客が投票することで賞を選出する仕組みが整っています。収益の50%は、観客の投票数に応じて出演団体に分配されます。このようにして観客がダンスアートに直接的に貢献し、支援する機会を得ることができるのです。

上演作品内容


2023年1月28日、29日の両日、それぞれに特色ある作品が上演されます。

  • - 1月28日の上演には、亀頭可奈恵の「愛と誠。」、池ヶ谷奏と藤村港平の「対象a」、そして女屋理音の「エピセンター」の3作品が予定されています。
  • - 1月29日には、Aokidとたくみちゃんの「HUMAN/human」、岡田玲奈と黒田勇による「Own Own」、大森瑶子の「Help」が上演されます。すべての作品は、それぞれの振付家の独自の視点や表現方法が反映された意欲的な内容です。

賞について


「KCA2022」では、いくつかの賞が設けられており、京都賞や奨励賞、観客賞などが審査委員によって選定されます。受賞した振付家には、次年度の再演機会も提供されることで、さらなる創作活動の支援が行われます。

「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD」は、振付家の成長や新たな才能の発見を後押しする重要なプラットフォームであり、観客と共に創り上げる豊かなダンス文化を体験する素晴らしい機会です。ぜひ、足を運んでこの熱い瞬間を共有してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
住所
京都府京都市下京区神明町241オパス四条503
電話番号
075-361-4685

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。