明治天皇の巡幸を通じて知る郡山の新しい歴史を探訪しよう

明治天皇の巡幸と安積開拓をふり返る特別展

福島県郡山市の歴史情報博物館では、2025年7月5日から8月31日まで、特別企画展「明治天皇の巡幸と安積開拓―新時代を拓いた郡山の歩み―」が開催されます。本展は、明治天皇の地方巡幸と郡山の発展に寄与した安積開拓の関係を深く掘り下げています。

明治天皇の巡幸とは？

明治天皇は、1872年から1885年にかけて、全国各地を訪問する「六大巡幸」を行いました。この巡幸は、政権の地域への理解を促進し、地方の発展を支える重要な役割を担っていました。今展では、その中でも特に明治9年と14年に行われた東北・北海道巡幸に焦点を当て、郡山の訪問時の秘蔵資料を多数展示します。

安積開拓と郡山の関係

郡山市は、安積開拓の進行に大きな影響を受けました。この開拓事業は、明治天皇の巡幸によって注目され、福島県で進められた大槻原開墾を経て国営の安積開墾事業へと発展しました。本展を通じて、明治時代の郡山の人々が新時代の幕開けをどのように支えたのか、重要な一端を知ることができるでしょう。

展示のハイライト

本展では、明治天皇やその随行者に関連する貴重な品々が多く展示されます。これにより、訪問時の様子や当時の人々の生活、さらには地域の期待と希望が感じられることでしょう。清水館の書簡、奉納品、記念碑など、特別な資料が多く集まります。

イベントの予定

また、企画展に合わせてさまざまなイベントも用意されています。例えば、7月6日には「郡山への巡幸について～郡山の発展の礎を探る～」と題した歴史講座が開かれます。この講座は、郡山の歴史に詳しい専門家による貴重なお話を聞くことができる機会です。先着30名の参加が可能で、事前の申し込みが必要です。

さらに、7月19日と8月2日にはギャラリートークも予定されており、専門家と直接対話しながら展示を楽しむことができます。参加にあたっては、企画展の観覧券が必要です。