幼児向け安全教育を促進する新動画
日本ライフセービング協会(JLA)が、幼児向けに制作した新たな教育動画『うみの ぼうけん またあした』を2025年7月に公開しました。この動画は、全国1万人を対象とした調査に基づいており、特に小学校低学年以下の子どもたちを意識して制作された教材です。目的は、海辺での安全行動について楽しく学ぶことを促進することです。
動画の背景
この動画は、日本財団が持つ「海のそなえプロジェクト」の一環として制作されました。このプロジェクトでは、海に関するさまざまな知識や体験を提供し、次世代へ美しい海を引き継ぐことを目指しています。去年の11月には、“溺れ”に関する調査が実施され、その結果から具体的な問題点が浮き彫りになりました。そのデータを元に、前作の動画から続く情報教育も行われることとなりました。
幼児向けの特徴
『うみの ぼうけん またあした』は、幼児たちが水辺の楽しさと同時に安全について学べる内容が最大の特徴です。子どもたちの理解を助けるため、分かりやすい表現や絵本のようなデザインを取り入れています。語り口も優しく、子どもが楽しく視聴できるように工夫されています。ストーリーに笑いや繰り返しの要素を取り入れることで、学ぶことが楽しみになる内容になっています。
制作者の視点
このお絵かきムービーは、お絵かきクリエイターの荒巻なおみさんが制作。小学生や幼児が視覚的に楽しく学べるように、さまざまなイラストが用意されています。視聴する際は、保護者や教員が子どもたちと一緒に楽しむことができる構成です。この動画を通じて、親子で水辺の安全について話すきっかけを提供します。
制作に携わったメンバーのメッセージ
- - 石井優愛(地域教育推進委員会): 「この動画は、幼児が主体的に安全について考えられるよう製作されました。視覚的な効果やストーリー展開を重要視し、知らずに身につく知識と行動につながる内容にしています。家庭での学習や教育現場で活用できるコンテンツとなっているので、ぜひご覧いただきたいです。」
- - 小崎遼介(学校教育推進委員会): 「小学校低学年や幼児向けに特化した点が特徴です。子どもが楽しむことができるような工夫を施しており、家庭だけでなく教育の現場でも広く活用していただければと思います。」
目指す未来
JLAは「水辺の事故ゼロ」を目指し、ライフセーバーによる活動を通じて知識や技術を広める努力をしています。今回の動画『うみの ぼうけん またあした』は、海辺での安全な楽しみ方について広め、すべての人が水辺で楽しく過ごせる環境を提供することを期待しています。
日本財団について
日本財団「海と日本プロジェクト」は、海の環境問題に対処し、海の未来を引き継ぐための活動を推進しています。全国民が「自分ごと」として海を考え、行動に移すよう促しています。
さらに詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
日本ライフセービング協会公式サイト