塩浜工業が導入した「GENBAx点検」とは?
近年、建設業界はデジタル化の遅れや人手不足、長時間労働といったさまざまな課題に直面しています。これらを解決するために、株式会社塩浜工業がSORABITO株式会社の提供する「GENBAx点検」を導入し、建設現場のDX推進を目指しています。ここではその背景や特徴、今後の展望について詳しく紹介します。
塩浜工業について
1971年に設立された塩浜工業は、福井県に本社を置く独立系ゼネコンです。高度な技術力を活かして、多種多様な施工現場に対応し、「特殊鋼造」や「免震・制震・耐震」技術を強みとしています。発電所や電波塔などの大型プロジェクトから、トンネルや商業施設の建設まで、一貫したサポート体制を整えています。
「GENBAx点検」の導入背景
塩浜工業は、建設現場におけるさまざまな課題を克服するために、次のような理由から「GENBAx点検」を導入しました。
- - DX推進: 施主に対してデジタル化への取り組みを積極的にアピール。
- - ESG評価に貢献: 持続可能な開発目標の達成を追求。
- - 安全管理の強化: データを基にした安全管理と事故リスクの低減を目指す。
- - 迅速な監査対応: 労働基準監督署などの監査に対し、スムーズな対処が可能。
- - 業者のファイル整理: 悩まされていた業者ごとのファイル整理の手間を軽減。
GENBAx点検の特徴
「GENBAx点検」は、建設現場における点検業務をデジタル化し、効率化を図るサービスです。
スマートフォンでの簡単な点検
QRコードを読み取ることで、ログイン手続きが不要に。作業員は簡単に点検プロセスに参加でき、建設現場の協力会社ともスムーズにデータ共有ができます。
リアルタイムでのデータ集計
スマートフォンで登録された点検結果はリアルタイムでPC上でも確認が可能。これにより、作業完了状況を即座に把握でき、日々の点検情報が視覚化されます。
ペーパーレス化の推進
電子的な承認機能を活用し、点検表の回収を不要とすることで、ペーパーレス化が促進されます。多段階での承認を行うことで、従来の点検表回覧も無くなります。
今後の展望
塩浜工業は、建設現場のデジタル化を進めることで、帳票の電子化に加え、重機や日常点検のデータを一元管理することを計画しています。「GENBAx点検」を駆使し、建設業界が直面する「2024年問題」に対しても解決策を提案していく考えです。特に、安全性と生産性の向上を目指して、新たな機能やサービスの開発を続ける方針です。
まとめ
塩浜工業とSORABITOの「GENBAx点検」の導入は、建設業界におけるデジタル化の重要な一歩です。建設現場の安全性を確保しつつ、効率的な業務運営を実現するこのシステムは、今後の業界のスタンダードとなることが期待されます。塩浜工業は地域密着型の事業を基盤に、今後も先進的な取り組みを進めていくことでしょう。