劇団YOLO新作ミュージカル『イルカは記憶の海を泳ぐ』が上演決定
2025年の秋、東京の王子にあるin→dependent theatre Ojiで、劇団YOLOによる新作ミュージカル『イルカは記憶の海を泳ぐ』の上演が決まりました。この作品は、愛と記憶に関する深いテーマを扱い、特に進行性の健忘症という難しいテーマに触れながらも、希望や愛の力を伝えるものとなっています。出演は、百名ヒロキ、富樫慧士、そして新田絢加の三者が担います。
公演詳細
本公演は2025年10月23日から10月26日までの期間、合計7ステージの予定です。それぞれの公演は約90分間にわたり、会場は小ぢんまりとした温かな雰囲気のin→dependent theatre Ojiです。ここは、観客との距離が近く、一体感を感じられる場所です。
公演日時は以下の通りです。
- - 10月23日(木)19:00 開演
- - 10月24日(金)14:00 開演 / 19:00 開演
- - 10月25日(土)14:00 開演 / 19:00 開演
- - 10月26日(日)12:00 開演 / 16:00 開演
チケットは、2025年8月22日から予約が開始され、最前列席が10,500円、一般が7,500円、学生席が5,500円(全席自由、税込)で提供されます。
ストーリー概要
本作の舞台は長崎の静かな離島。物語では、30歳の小説家である月島仁と、進行性の健忘症を患う恋人の日高碧が共に生きる姿が描かれます。日々少しずつ記憶を失っていく碧と、彼を優しく見守る仁の姿は、観客に深い感動を与えることでしょう。
物語の中で、仁は自らの孤独と戦いながらも、碧との甘く苦い思い出を大切に抱えています。ふたりが出会った都心の教会での偶然の出来事から始まり、彼らは都市生活から離れ、碧の故郷へと移ります。ここで、記憶を繋ぐ努力をしつつも、碧は仁のことすら忘れてしまいますが、仁は変わらぬ愛で彼を支え続けます。
物語は「忘却」の裏にある愛の力を問いかけるものです。人は記憶を失っても、愛し続けることができるのだろうか。この問いは多くの人に共感を呼ぶことでしょう。
劇団YOLOについて
劇団YOLOは、独自の視点で人間の感情や愛を描くことに力を入れている団体です。本作『イルカは記憶の海を泳ぐ』は、前作『メメント・モリ〜僕が愛した日々〜』に続く、彼らの意欲作であり、多くの観客に希望を届けることでしょう。
このミュージカルは、一人ひとりの心に寄り添う愛の物語であり、記憶という儚い存在に依存せずとも生きていける方法を示すものです。ぜひ、心の準備を整えて、劇団YOLOの新作ミュージカルをご覧ください。期待は膨らむばかりです。