TOAの放送アナウンス
2023-05-10 11:00:01
簡単に放送アナウンスを生成!TOAの新サービス「YUTTE」
TOAが提供する新サービス「YUTTE」とは
TOA株式会社は、人間社会における音声コミュニケーションの向上を目指し、放送アナウンス作成サービス「YUTTE」を発表しました。2023年5月10日にβ版がリリースされたこのサービスは、PCにテキストを入力するだけで簡単にアナウンス音源を生成することができます。
この「YUTTE」では、話者の性別や感情、抑揚のレベルなどを選択できる26のパターンが用意されており、さらにチャイムやBGMを挿入することで、場の雰囲気に応じた音声をカスタマイズすることも可能です。公共施設や観光地、イベント会場など、様々なシチュエーションでの利用が期待されています。
「YUTTE」の特徴と使い方
「YUTTE」の最大の魅力は、その手軽さにあります。テキストを入力するだけで、瞬時に音源が生成されるため、アナウンスを即時に流すことができます。具体的な利用方法としては、公共交通機関や商業施設、観光名所などで、現地の情報や注意事項をリスナーに伝える際にとても役立ちます。
また、アナウンスに挿入できるチャイムやBGMは、既存の音源を使用することもできるため、利用者は自由に音楽を組み合わせてオリジナリティを出すことができます。申請条件は事業者向けに設定されており、一般消費者は利用できませんが、法人や個人事業主が業務の一環として活用することができます。
お試し導入した有馬温泉の声
試験的に「YUTTE」を導入した有馬温泉では、泉質や観光情報の解説がBGMと一緒に流されるスタイルが実施され、足湯を利用する観光客から好評を得ています。有馬温泉観光協会の金井啓修会長は、「文章だけ用意すれば、サッと流せるのは非常にありがたい」とコメントし、音声コンテンツの利便性を強調しました。
さらに、神戸市経済観光局の北川哲也課長も、「音楽とアナウンスの組み合わせが、足湯の体験に深みを加え、有光を楽しんでいただいた」と語りました。特にユニバーサルデザインの観点から、視覚障害者に配慮したアナウンス内容が好評であることが明らかになりました。
地域特性を生かした新たな体験の提供
「YUTTE」の導入により、観光地の魅力を音で伝えることができるようになりました。特に、観光地の情報や地域の歴史を音声で提供することで、訪れる人々に新たな体験を提供することが可能です。利用者からは、「BGMがあることで、その場の雰囲気を味わうことができる」といったポジティブな意見が寄せられています。
安満遺跡公園でも試験導入が行われた際、管理業務の効率化が図られ、公園での注意喚起など日常的なアナウンスが自動化されたことで、担当者の作業負担が軽減されました。これにより、他の業務に集中できるようになるとのことで、利用者にも安心感を提供できることが期待されています。
まとめ
TOAの「YUTTE」は、音声を用いたコミュニケーションの進化を促す新たなツールとして注目されています。施設の利用者にタイムリーな情報を提供し、安心感を得られる空間づくりを手助けします。今後もサービスのアップデートが予定されており、多様な音声表現の実現が期待されます。ぜひ、公式サイトや紹介動画を通じて、さらに詳しい情報をご確認ください!
会社情報
- 会社名
-
TOA株式会社
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区港島中町七丁目2番1号
- 電話番号
-
078-303-5620