米国で特許を取得したシーリングファン用カバーボード
新潟に本拠を置く株式会社イシカワが、米国特許商標庁(USPTO)に出願していた「COVER BOARD ATTACHABLE TO CEILING FAN(シーリングファンに取り付け可能なカバーボード)」について、登録許可の通知を受け取ったことが報告されています。これは、シーリングファンに取り付ける新しいタイプのカバーボードであり、これにより快適な室内環境の実現が期待されています。
シーリングファンの新たな可能性
従来のシーリングファンは、天井近くの暖かい空気をうまく循環させることができず、室内壁の表面温度が下がり、結露や室温の低下を引き起こすことが課題でした。この問題を解決するために、イシカワの新しいカバーボードが必要とされるのです。1つ目の特長として、空気循環効率の向上が挙げられます。
このカバーボードは、天井を覆う基板本体と複数のフローガイドプレートを備えており、室内の空気循環を効果的に促進します。その結果、室内の壁面温度が上昇し、体感温度も実際に高まります。こうした改良により、空調効率の向上にも寄与する期待が高まっています。
空気清浄機能の追加
さらに、本カバーボードにはオプションで空気清浄機能も搭載可能です。基板本体やフローガイドプレートの表面に光触媒を噴霧し、シーリングファンに装備されているLED照明の光を利用することで、この光触媒が機能します。これにより、室内の空気を清潔に保つことができるのです。
環境への配慮
株式会社イシカワは、この特許技術を通じて、日本国内だけでなく米国の住宅及び商業施設市場においても、省エネルギーで快適な室内環境の実現を目指しています。このカバーボードの導入により、屋内で過ごす時間がより快適になることでしょう。
今後、イシカワが展開する新しい製品が、さらなる環境保護や快適空間の確保に貢献することが期待されています。特に、環境が問われるこの時代において、イシカワの技術がどのような影響を及ぼすのか注目したいところです。