留学生就職支援ネットワークがスタート
2022年3月、留学生向けの新しい求人情報共有システム「留学生就職支援ネットワーク」が正式に始まりました。このシステムは、日本で学ぶ外国人留学生に特化した職業支援を目的としています。特に日本企業での就職を希望する留学生にとっては、大いに期待される内容となっています。
システムの背景
このシステムを運営する一般社団法人留学生支援ネットワークは、政府が支援するプロジェクトの下に設立されました。2015年に政府が決定した「外国企業の日本への誘致に向けた5つの約束」を経て、留学生のための就職支援が国家的な施策として推進されているのです。これにより、留学生への求人情報の提供体制が整えられ、企業側からの採用活動が円滑に進むことが期待されています。
全国の大学が連携
本システムは、全国の主要大学が公式に利用するネットワークです。国公立大学の72校、私立大学の56校を含む129の大学が参加しており、実に約4,000名の留学生が利用することができます。このネットワークを活用することで、留学生は企業からの求人情報や会社説明会の情報を効率的に受け取ることが可能です。
求人情報の掲載が無料
「留学生就職支援ネットワーク」に登録する企業は、採用情報や会社説明会の情報を無料で掲載できます。これにより、多くの企業が留学生に対する採用活動を活性化させることが期待されます。しかも、この情報は加盟大学に所属する教職員とも共有されるため、留学生への情報が一層広がります。
参加大学の一例
システムに参加している大学には、北海道大学、東京工業大学、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学などが名を連ねています。これらの大学はそれぞれの留学生に対する支援を強化するため、本ネットワークを活用し、最新の求人情報をタイムリーに提供します。
企業との連携強化
このシステムを通じて、企業は求める人材への情報到達を広げ。留学生も多様な企業からの求人情報にアクセスできることで、望ましい就職先を見つけやすくなります。このネットワークは、留学生と企業双方にとって有意義な一歩となるでしょう。
おわりに
「留学生就職支援ネットワーク」は、日本で学ぶ留学生に新たなチャンスを提供するための重要な取り組みです。今後も、留学生が日本での就職を実現するためのサポートが強化されていくことが期待されます。システムに関する詳細や企業の求人情報は、
公式サイトで確認できます。