株式会社メンバーズ(東京都中央区、代表取締役社長:髙野 明彦)は、2026年1月1日付で、UX・UIデザインコンサルティングを手がける株式会社アジケ(東京都目黒区、代表取締役:梅本 周作)を完全子会社化すると発表しました。この動きは、デジタル化が進む現代において、金融・公共分野での信頼性と利便性を兼ね備えたサービスの提供を目指すものです。
メンバーズは、DX(デジタル変革)支援における強力なパートナーとして、アジケの持つ金融機関向けのUX・UIデザイン技術やデザインシステム構築のノウハウを活用し、より高品質なデジタルサービスを実現するための体制強化を図ります。両社は長年にわたり共同プロジェクトを通じて連携を強めてきた経緯があり、今回の子会社化は、その協業をさらに深化させるものです。
背景には、社会インフラとしての金融サービスが持つ社会的影響力があり、質の高い体験設計や安心して使える仕組みが求められています。アジケは、UX・UIデザインの専門性を生かし、金融機関を中心に多くの実績を積んできました。今後、メンバーズとみらひえし、企業の内製型DX推進を支援する体制を整え、戦略から実装、品質保証までを一貫してサポートし、各社のデジタル化を実効的に進めることを目標としています。
アジケの強みは、特に金融領域でのUX・UIデザインとデザインシステム構築にあります。アクセシビリティやUXライティング等も含め、誰もが使いやすい体験を設計するためのノウハウが豊富です。また、デザイン品質を維持するためのデザイン品質保証プロセスも有しており、これらの知見がメンバーズグループ全体に広がることにより、より信頼できるデジタルサービスの創出へとつなげていくでしょう。
今後は、特に金融・公共分野でのDX支援の拡大を狙い、各種サービスデザイン支援を強化します。アジケの経験と知見を活用し、メンバーズが持つデジタル人材の力を結集することで、信頼性と利便性のある新たなサービスを展開していくことが期待されます。また、デザイン品質基準(UXスタンダード)の確立を進め、グループ全体のサービス品質を向上させる取り組みも行います。
この子会社化に際し、梅本周作代表は、メンバーズと協力することにより、より多くの企業や社会に価値あるデジタル体験を提供できることを確信しています。また、メンバーズの杉浦英明社長も、参加することでDX支援がより実態のあるものになると強調しています。このような背景を踏まえ、両社は今後とも互いの強みを活かし、共に学び、社会に対して価値あるサービスを提供していくことを約束しています。