兵庫県豊岡市が新たな挑戦!オンラインショップ『豊岡BASE』オープン
2023年6月24日、兵庫県豊岡市で元地域おこし協力隊員によるオンラインショップ『豊岡BASE』が開設されました。この取り組みは、BASE株式会社と連携した「ローカルオンラインショップ構想」の一環として実施され、地域活性化を目的としています。
1. 【ローカルオンラインショップ構想】とは
『ローカルオンラインショップ構想』は、地域の雇用や収入の課題に取り組むためのプログラムです。住民が地域に根差しながら生活できるよう、雇用機会を創出し、収入源を多様化することを目的としています。特に、豊岡市のように人口減少が進む地域では、この構想が活用されています。
2. 豊岡市の現状
兵庫県北部に位置する豊岡市は、若年層の流出とともに一次産業や伝統工芸の担い手不足が深刻です。2014年から導入された地域おこし協力隊制度によって、豊岡市は隊員を受け入れ続けてきました。現在までに延べ100人以上が参加し、定住率は77.8%と全国平均を上回っています。
3. オンラインショップ『豊岡BASE』の特徴
『豊岡BASE』の運営メンバーは、豊岡の伝統技術を継承するプロフェッショナルたちです。杞柳細工や出石焼に携わる作家、地元の新鮮な食材を使う起業家など、さまざまな背景を持つ4名の元協力隊員が活動しています。彼らは地域資源を最大限に活用し、ユニークな商品を展開しています。
4. 商品ラインナップ
ショップでは、以下のような商品が販売されます。
- - 伝統的な杞柳細工:岡井見恩子さんが手掛ける、日常使いのための工芸品。
- - 手作りグラノーラ:中田樹さんが提供する健康的で美味しいスナック。
- - 現代的な柳行李:加藤かなるさんの新しいブランド、KORI ANRI JAPANによる革新的なデザイン。
- - 出石焼:岡山拓さんが製作するアートとの融合を目指した陶芸作品。
これらの商品は、地域の文化や特色が豊かに表現されています。
5. BASEによる支援
本プロジェクトでは、BASEがオンラインショップの構築や運営支援を行い、売上の向上を目指します。また、豊岡市は地域おこし協力隊員のコミュニティ形成や運営サポートも行っており、地域に基盤を築く環境を整えています。
6. 今後の展望
豊岡市は、オンラインショップを通じて地域の若手職人やクリエイターを支援し、独自の商品ラインナップを拡充する考えです。地域の魅力を再発見し、若者や移住者の定住を促す施策が期待されています。さらに、今後新たな地域おこし協力隊員も募集し、豊岡市の魅力を全国に発信していく計画です。
7. まとめ
『豊岡BASE』は、地域の持続可能な発展を促進するための重要なステップです。地元の特色を活かしながら、地方での仕事や暮らしの魅力を引き出すことで、地域活性化に寄与することを目指しています。これからも、豊岡市の新たな取り組みに注目が集まります。