介護の未来を描く!新ボードゲーム『100歳の同級生』が登場
新たな介護の可能性を示すゲーム
NPO法人Ubdobe(東京都世田谷区、代表:岡 勇樹)は、新しいボードゲーム『100歳の同級生(クラスメイト)』を2024年11月1日にリリースします。このゲームは、若者たちが「介護業界における職業の本質」を体感することを目的としています。
超高齢社会の進展に伴い、介護人材の不足が深刻な問題となる中、若者が介護に対して抱くイメージは依然として距離を置くものが多いのが現状です。多くの若者が介護の業務内容について理解を深めようとはするものの、その「目的」や「意味」を深く捉えている人は少ないのです。このような背景から、NPO法人Ubdobeは、ゲームを通じて楽しみながら介護の重要性を学べる機会を提供します。このプロジェクトには、千葉県介護の未来案内人ワークショップ事業の支援も受けています。
エンターテインメントと学びの融合
『100歳の同級生』は、プレイヤーが介護を必要とする高齢者の視点を持つことを促進する内容になっています。介護が必要な状態を理解し、身近な問題として捉えられるよう、エンターテインメント性を重視して作られています。すごろくやカードを使ったシンプルな仕組みで、10歳以上の誰でも楽しめる設計です。ゲームを進める中で、周囲の人々がどのように介護にアプローチできるのか、また、それに必要な専門的知識を学ぶ機会が生まれます。
このボードゲームは、ただ遊ぶだけでなく、介護職員と共に学びを深めるためのワークショップも行います。実際の職員が参加することで、現場の声を直接聞くことができ、参加者はリアリティを感じながら学ぶことができます。
参加者の声
実際にゲームを体験した学生たちからは、楽しさと学びの両面が高く評価されています。「介護」というテーマに対して怖さを感じることなく、身近な問題として考えることができたとの意見が寄せられました。多様なカードと福祉用具についての学びもあり、「遊びながら自然に介護について知ることができた」といった感想が多く見られます。
NPO法人Ubdobeの使命
NPO法人Ubdobeは、医療や福祉の専門性を基盤にした社会貢献を目指しています。今回のボードゲームを通じて、介護業界の未来を担う新たな人材を育成し、社会参加の重要性を広めることを目指します。介護の職業の目的は「その人らしく生きること」を加え、全世代に共通する願いである「自分らしくありたい」という思いを大切にしています。
まとめ
介護業界への理解を深め、未来の人材育成を図るためにリリースされる『100歳の同級生』。ゲームを通じてエンターテインメントと学びが融合した新しい形の教育ツールとして、多くの若者に関心を持ってもらう機会を提供することが期待されています。今後、全国展開も planned されており、介護という仕事が身近な存在になることを願っています。