LegalOn TechnologiesがGoogle Cloud主催の生成AIアワードに登壇
株式会社LegalOn Technologiesが、先日開催された「第4回 生成AI Innovation Awards」においてファイナリストとして名を馳せました。このイベントは、Google Cloudが主催し、同社のAIサービス「Gemini」の活用を通じた企業の課題解決および革新的な取り組みを表彰するものです。
生成AI Innovation Awardsの概要
「第4回 生成AI Innovation Awards」は、書類選考と一次審査を経て、特に技術革新性や実用性、実現可能性が評価された10社がファイナリストに選ばれています。これにより、企業がどのようにAIを活用して業務の効率化を図っているのかを示す重要な機会となっています。
LegalOn Technologiesの発表内容
このイベントでLegalOn Technologiesを代表して登壇したのは、データアナリティクスグループのデータアナリストLi Alicia(リ・アリシア)。彼女は、自社のAI技術を駆使した営業支援の新たな事例を発表しました。具体的には、予測AIを使用して見込み顧客の「有望度」をスコア化し、さらにGeminiによって生成された「有望な根拠」を活用するといった内容です。これによりマーケティングとセールス活動の両面での効率化を目指しています。
業務の効率化と成果
LegalOnのデータアナリティクスグループでは、営業担当者が抱える課題—「誰がサービスを購入する可能性が高いか」と「その根拠は何か」をAIを活用して解決しました。この取り組みには、Google Cloud、Marketo、Salesforce、Slackが連携し、自動で見込み顧客の判定・数値化・判断理由の生成を行う仕組みが導入されています。
この結果として、架電数が16.8%増加し、商談化率も15.1%向上しました。また、関連部署間のコミュニケーションコストも削減されています。
さらなる展望
現在、この成功をもとに、LegalOn Technologiesはさらに営業活動への寄与を目指し、セールスチームと協力して架電スクリプトやトーク戦略をAIが提案できる仕組みを導入する計画を立てています。これにより、営業活動の更なる効率化と成果に期待が寄せられています。
LegalOn Technologiesとは
LegalOn Technologiesは、法律および契約に関する専門知識と高度なAI技術を融合させたグローバルなリーガルAI企業です。2017年に設立され、以来、AIを活用したリーガルサービスの開発に注力してきました。現在は「LegalOn: World Leading Legal AI」を展開し、2025年4月には7,500社以上に導入されています。最近では、コーポレート全体に事業を拡大し、AIカウンセル「CorporateOn」を提供するなど、多様な企業ニーズに応えるソリューションを提供しています。
企業情報
- - 社名: 株式会社LegalOn Technologies
- - 設立: 2017年4月
- - 代表者: 代表取締役 執行役員・CEO 角田 望
- - 事業内容: 法務に関するソフトウェアの開発・運営
- - 所在地: 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー19F
- - 資本金: 198.5億円(資本準備金含む)
LegalOn Technologiesの取り組みは、今後のビジネスシーンにおけるAI技術の導入の重要性を再認識させるものとなっています。