新たな一歩を踏み出した「みてね基金」
2025年4月、子どもとその家族を支えることを目的に設立された「一般財団法人みてね基金」が誕生しました。これは2020年4月から活動していた「みてね基金」が5周年を迎えるタイミングでの法人化です。非営利団体への資金提供や活動支援を通じ、子どもたちが幸福に生活できる社会の実現を目指します。
設立の背景と目的
「みてね基金」は、株式会社MIXIが提供する家族アルバムアプリ「みてね」の創業者、笠原健治氏の個人資金からスタートしました。子どもたちが直面する難病や障がい、教育、貧困、出産や子育て、虐待といった領域の課題解決に取り組む非営利団体への資金支援を行ってきました。これまでの活動を通して、多くの困難に直面する企業や団体と協力し、持続可能な社会の実現へ向けた支援を強化することが求められています。
新しい助成プログラムの導入
法人化に伴い、新たな助成プログラム「継続助成」が始まります。これまでのステップアップやイノベーション助成に加え、長期的な支援を行うことで、より良い取り組みが生まれることを期待しています。この方式では、申請実績や支援内容、コミュニケーションを基に、適切な支援先を選定することに重点が置かれています。これにより、信頼に基づいた透明性の高い支援が実現されることを目指しています。
5年間の活動に寄せて
笠原氏は、コロナ禍においても最前線で奮闘する非営利団体の努力に感銘を受け、多くの学びを得たと語ります。「みてね基金」は、法人として一層の信頼関係を築き、未だ支援が及んでいない団体にも手を差し伸べ、支援の輪を広げることを目指しています。そして、持続可能な社会づくりに向けた努力を続けていくことで、全ての子どもとその家族の笑顔を増やすことに貢献したいと考えています。
これからの展望
法人化された「みてね基金」は、今後も様々な団体とのネットワークを活かし、子どもたちやその家族の幸福に結びつく活動を展開していく予定です。非営利団体との連携を強化し、持続的な支援を行うことで、未来を担う子どもたちが健やかに育つための社会づくりに寄与していくでしょう。すべての子ども、そしてその家族が幸せに暮らせる世界を目指す「みてね基金」の活動に今後も期待が寄せられます。