wavelogyがPanasonic Accelerator 2025に採択
音解析スタートアップのwavelogy株式会社が、パナソニック エレクトリックワークス社のアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator 2025」に採択されたことが発表されました。このプログラムは、「くらしインフラの変革」をテーマに、スタートアップと共創することで新たな事業や技術の開発を促進することを目的としています。
wavelogyは、水道インフラの持続可能性とその高度化に貢献する技術が評価され、今回の共創企業に選ばれました。
共創の具体的なテーマ
採択されたwavelogyは、漏水調査AIソリューション「SuiDo」を基に、より効率的で精度の高い漏水調査手法の確立を目指します。現在、日本の水道インフラは、劣化や人材不足、高まる維持管理コストといった多くの課題に直面しています。これらの問題を解決するためには、漏水調査の効率化と高度化が求められており、社会的なニーズも高まっています。両社の専門技術やノウハウを組み合わせることにより、実地に適応した次世代の漏水管理ソリューションを創出し、社会に貢献することが期待されています。
プロジェクトの進行スケジュール
共創期間は2025年11月から2026年3月の予定で、成果発表は2026年3月18日に行われる予定です。この期間中には、技術の検討や実証、ユースケースの創出を段階的に進め、社会実装に向けた価値検証を実施します。
wavelogy株式会社の紹介
企業としてのwavelogyは、東京工業大学発のスタートアップであり、「音を認識し新たな産業を作る」「生活のすべてを支える音インフラとなること」をビジョンに掲げています。音・振動・画像・センサーデータといった多様な非構造データを扱い、その技術を基に、様々な分野にわたるDXソリューションを提供しています。
特に水インフラ分野に関しては、漏水調査AIソリューション「SuiDo」を中心に音響データを活用した漏水診断の効率化・高度化を進めており、水道業者が抱える人材不足や技術伝承といった課題に応じた新たな業務プロセスを提案しています。
さらに、wavelogyはカスタムAI開発や専用ハードウェアの開発を組み合わせた「一貫開発」を強みとし、現場に即した高精度なセンサリングやデータ解析を実現しています。今後も製造業や電力関連、森林管理など、さまざまなパートナーとの共創を通じて、音解析技術を活用した新しい社会インフラの構築に力を注いでいく考えです。
企業情報
- - 会社名: wavelogy株式会社
- - 所在地: 東京都大田区
- - 代表者: 代表取締役社長 道上 竣介
- - 事業内容: 音解析業務・解析ソリューションの開発
- - コーポレートサイト: wavelogy