ギグワーカーを支援
2022-09-30 08:00:01
アフリカのギグワーカーを支援する新たなビジネスモデルの誕生
アフリカの新しいバイク販売モデル
最近、ケニアのアンカーライトが、ギグワーカーをターゲットにした新たなバイク販売事業をスタートさせました。この取り組みは、彼らの収入源を強化し、より多くの雇用を生み出すことを目的としています。2021年9月に始まったこのビジネスモデルは、あらかじめ決められた期間内にバイク代金を支払うことで、最終的に所有権が得られる「Rent to Own」という形式を採用しています。
このプログラムは、ギグワーカーが日々デジタルサービスを通じてタクシー業務や物流事業を行いながら、バイク費用を積み立てていく仕組みです。既に、約250人以上のライダーへの車両販売や雇用の創出に寄与しています。特に、グループを組むことで、互いに支え合いながら返済を行う新しい形のコミュニティ型モデルを取り入れているのが特徴です。
投資と市場の期待
最近のシードラウンドでは、約9000万円の資金調達が行われました。この出資には、アフリカ市場に期待を寄せるホンダトレーディングやスカイライトコンサルティングが参加しており、彼らのビジネスモデルが今後ますます重要な役割を果たすと考えられています。特にホンダトレーディングの代表は、アンカーライトのサービスを通じて現地での労働機会を拡大しモビリティの向上に寄与したいと述べています。
信用を可視化する新たな手法
また、アンカーライトは、デジタル決済やコミュニケーションのデータを利用して、バイクライダーの信用力を可視化しています。これにより、より安定した収益源の確保や、事業の拡大に繋げることを目指しています。この仕組みは特にアフリカ市場において新しい試みであり、今後の展開に期待が寄せられています。
今後の展望と広がり
代表の盛田氏は、出資者への感謝のコメントとともに、より多くのバイクライダーにサービスを提供するために全力を尽くすと表明しました。今後、アンカーライトはサービスの幅をさらに広げ、パートナーシップの拡充を図りながら、アフリカ全体での雇用創出と金融包摂に力を入れていく方針です。
アフリカでの成長が期待される中、モビリティサービスの需要が高まることが見込まれる中、こうした新しい取り組みがどのように発展していくか、今後の動向が注目されます。
会社情報
- 会社名
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ZARIBEE Inc.
- 住所
- 東京都港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワー12階
- 電話番号
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