羽田空港が新たに、中国人旅行者向けの決済サービス「WeChat Payment」を導入することが決定しました。このサービスは、羽田空港の国内線・国際線旅客ターミナル内の特定店舗で利用可能となり、日本国内では初の試みです。WeChatは、中国で非常に人気のあるスマートフォンアプリであり、そのユーザー数はなんと9億人を超えています。この普及率を背景に、羽田空港では国際化に対応したサービスを強化する取り組みを行っています。
中国最大の決済サービスとして知られる「WeChat Payment」は、スマートフォン上のQRコードを使用して簡単に決済できる仕組みです。具体的には、ユーザーがWeChatアプリを起動し、表示されたQRコードを店舗の専用端末にかざすことで決済が完了します。この方法により、現金を持たずにショッピングを楽しむ中国人旅行者にとって、非常に便利な選択肢が提供されることになります。
導入店舗とカテゴリ
「WeChat Payment」の導入が開始されるのは、2016年6月1日からで、初めは国内線第1旅客ターミナルの5店舗、国内線第2旅客ターミナルの2店舗、及び国際線旅客ターミナルの1店舗の、合計8店舗でサービスが受けられます。具体的な店舗名は以下の通りです。
- イセタン羽田ストア(メンズ)
- イセタン羽田ストア(レディス)
- サマンサタバサ スイーツ&トラベル
- 和光
- MIKIMOTO
- イセタン羽田ストア(メンズ)
- サマンサタバサ スイーツ&トラベル
- TIAT DUTY FREE SHOP CENTRAL
今後は、これらのサービスを提供する店舗を徐々に拡大する計画があるため、旅行者にとってますます利便性が高まることでしょう。
今後の展望
日本において依然として増加し続ける中国からの観光客に対応するため、羽田空港の関係者は「WeChat Payment」の導入を通じて、さらなる進化を目指していると話しています。国際空港として、そして観光地としての魅力を高めるために、この新サービスは大きな一歩となるでしょう。羽田空港のこれからの取り組みに期待が寄せられています。