阪急阪神不動産、テキサス州アービング市の賃貸住宅を新たに取得
阪急阪神不動産株式会社がテキサス州アービング市の賃貸住宅「801 LasCo」を取得し、アメリカでの事業活動を拡大します。今回の取得は、同社の100%子会社であるアメリカ現地法人、Hankyu Hanshin Properties USA LLCを通じて行われました。このプロジェクトは、インベストメントマネジメント会社のSAM Residential Groupとの共同事業で進められ、阪急阪神不動産にとってアメリカでの4件目のプロジェクトとなります。
本物件の詳細
本物件は、2018年に竣工した地上4階建てで、住戸数は422戸です。テキサス州のダラス都市圏に位置するこの物件は、今後ますますの住宅需要が期待される地域です。ダラス都市圏は、近年急速に人口や雇用者数が増加しており、世帯所得も著しい上昇を見せています。
加えて、801 LasCoは交通の便も良好で、周囲には多くのオフィスや飲食店が立ち並び、住環境としても魅力的です。これにより、安定した運営が見込まれ、収益性の高い事業として展開されるでしょう。阪急阪神不動産は、物件の取得後にはリノベーションを実施し、さらなる価値の向上を図る予定です。
現地法人の設立と今後の展望
2022年4月に設立された現地法人は、これまでにシアトル、フェニックス、レントン、マッキニーでの賃貸住宅事業に参画してきました。そして、今回のアービング市でのプロジェクトは、同法人にとって第5号案件として位置づけられています。これにより、阪急阪神不動産はアメリカにおける事業の拡大をさらに推進します。
会社は今後も現地の企業とのパートナーシップを強化し、情報収集体制を整備することで、アメリカ市場での収益拡大を目指します。住宅需要の高い地域において、阪急阪神不動産の事業展開がどのように影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。
Hankyu Hanshin Properties USA LLC の概要
- - 名称: Hankyu Hanshin Properties USA LLC
- - 資本構成: 阪急阪神不動産株式会社 100%
- - 設立日: 2022年4月5日
- - 主な業務内容: アメリカにおける不動産事業、現地プロジェクト管理、市場調査及び新規案件探索
本社の概要
- - 名称: 阪急阪神不動産株式会社
- - 所在地: 大阪市北区芝田一丁目1番4号阪急ターミナルビル内
- - 代表者: 福井 康樹
- - 資本金: 124億円
- - 売上高: 1,363億円(2024年3月期)
- - 従業員数: 約950名(2024年3月現在)
阪急阪神不動産のグローバル展開は、今後の不動産市場にどんな影響を及ぼすのか、ますます目が離せません。