ダイヘン、関西万博で感謝状を受けた充電技術の貢献とは

ダイヘンが関西万博での技術貢献に感謝状

株式会社ダイヘンは、この度、2025年日本国際博覧会協会（通称：博覧会協会）から感謝状を授与されることとなりました。この表彰は、大阪・関西万博において、EVバス向け充電器の設置と運営サポートにおける同社の貢献が評価されたものです。初めに、感謝状贈呈式の様子からお伝えします。

感謝状贈呈式の様子

授与式では、ダイヘンの代表者が博覧会協会の関係者に感謝の意を表し、万博において当社が果たしてきた役割を振り返りました。交わされた言葉からは、両者の強い信頼関係がうかがえました。

EVバス向け充電器「D-Rusher」の導入

ダイヘンは、スズカ電工株式会社との連携のもと、万博会場内における「EVバス充電器設置等業務その1」を受託しました。具体的には、夢洲第二交通ターミナルに設置された超急速充電器「D-Rusher」(型式：DQC120)を12基納入しました。これにより、会期中のEVバスの運行が円滑に進むことが期待されました。

「D-Rusher」は、高出力な充電能力を持ち、2台のバスを同時に充電することが可能です。これにより、大容量バッテリーを搭載したバスやトラックが効率的に運用されることが実現しました。

電力需給調整への貢献

ダイヘンの技術は、単に充電器を設置するにとどまらず、エネルギーマネジメントシステム（関西電力株式会社提供）との連携によるデマンド監視や充電制御も含まれています。これにより、万博会場内での電力需給調整が実現し、EVバスの運行支援に大きく寄与しています。

成果の評価

今回の感謝状授与は、ダイヘンの取り組みが万博の運営にどれほど貢献したかを示す重要な指標であり、同社の技術力の証明でもあります。万博という大規模なイベントの中で、環境負荷を減らしつつ、スムーズな交通運営を支える役割を果たしたことは、今後の環境を考慮した交通システムの在り方にも大きな影響を与えるでしょう。