天海祐希が語る、古代ローマの魅力
BS朝日が今年で25周年を迎え、その記念に特別なドキュメンタリー番組が放送されることになりました。その名も「人は2000年前をどう生きたのか 天海祐希と古代ローマの謎を解く」。この番組では、紀元前1世紀末から紀元2世紀にかけてのローマ帝国について深く掘り下げ、当時の人々の暮らしや文化に迫っていきます。放送は10月25日と11月1日の2週にわたり、ポンペイ篇とローマ篇がそれぞれ夜9時から2時間にわたって行われます。
特番の収録に際し、天海祐希は10年ぶりのドキュメンタリー番組出演となり、9月19日に行われた記者会見ではその意気込みを語りました。「ローマは感動と驚きがいっぱいです」と述べ、古代の遺跡に触れた感想やロケ中の出来事について詳細に振り返りました。
番組の魅力
天海はポンペイでのロケを振り返り、「あの街はまるで今にも人々が歩いて出てきそうな空気感があり、不思議な体験をしました」と語ります。特に、西暦79年のヴェスビオ火山の噴火によって保存された古代の遺跡では、実際に使われていた蛇口の仕組みに感動し、「天才?」とつぶやく場面もありました。その様子は、番組の大きな魅力となっています。
第二夜のローマ篇では、永遠の都と言われるローマの街を巡る中で、初代皇帝アウグストゥスの業績に焦点を当てつつ、生き生きとした歴史を伝えます。天海は「歴史を知ることで、今の現代社会との共通点を見つけ、新たな気づきを得ることができました」と語ります。
天海の学びと感動
記者会見では、旅行を通して得た知見についても語っています。遺跡を巡る際には日焼け対策や歩く準備を徹底し、「興味のあるところはどこでも見てください」とスタッフから言われたことが、彼女にとって特別な経験となったようです。彼女はまた「人々が暮らし、夢を追いかける姿は、2000年前も今も同じであると感じました」と、当時の人々の生活に思いを馳せました。
さらに、番組のスタジオでは「テルマエ・ロマエ」の著者ヤマザキマリ氏と東京大学名誉教授の青柳正規氏が、天海が訪れた場所について解説。それぞれの専門知識から、新たな視点で古代ローマについて学ぶことができます。これに対して天海は、初心者らしい素朴な質問をすることもあったそうで、「丁寧に解説していただき、のでみんなで古代の旅に出た気分でした」と振り返ります。
ロケの印象と美食の思い出
ロケ期間中の天海は「人々の生活に直に触れ、どの時代でも幸せを見つけていることを実感しました」と述べ、それが自らの大きな発見であったと語ります。また、美食に関するエピソードもあり、イタリア料理には舌鼓を打ち、「ピザやパスタ、ムール貝が本当に美味しかったです!」と笑顔で話しました。
最後に
もし番組が4時間になるとの知らせを受けた際には驚きつつも、大変嬉しかった様子です。「私で本当に大丈夫かしらと思ってしまいましたが、ぜひ多くの方に古代ローマの魅力に触れていただけたらと思います」と締めくくり、番組への期待を寄せました。
この特別番組では、単なる歴史探訪を超え、天海の体験と感動が視聴者にも伝わる内容になっていること請け合いです。時間を忘れて楽しめるひとときを、この放送を通じてぜひ体感してください。