宮崎の南都技研が生産性向上で賃上げと新規採用を実現
地方建設業界での課題解決を目指して、株式会社南都技研が株式会社クアンドとの共同プロジェクトを通じ、生産性向上に成功しました。この取り組みでは生成AIの活用、業務フローの見直し、管理業務のデジタル化を行い、業績が向上した結果、賃上げと新規採用を実現しました。
生産性の向上と賃上げ
南都技研は、2025年度の売上高を前年比で1.6倍、営業利益を3倍に増加させました。この業績改善により、2026年度の春に平均約20%の昇給を行い、これはクアンドとの協業後で2度目の昇給となります。このように経済の循環を地域内で生み出し、賃金の引き上げと新規採用の機会を提供しました。
業務改革の具体的な取り組み
業務改善には具体的に、生成AIとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が含まれます。これにより、書類作成や入札確認の時間を大幅に削減しました。例えば、書類のドラフト作成は生成AIによって行い、専門家がその内容を確認・修正する方式を採用しました。その結果、平均工数が約50%削減され、入札案件の確認作業でも約90%の効率化が図られています。
また、南都技研は、現場の意見を基に業務フローの改善を行い、遠隔支援ツールの活用により技術者がより効果的に情報を共有できる環境を整えました。これにより、現場の実務においても生産性が上がり、必要な業務に充てられる時間が増えました。
新たな挑戦への取り組み
さらに、南都技研は2026年5月に、これまで手がけていなかった住宅の性能評価検査業務を新たに受託しました。現在、既存社員がこの新たなビジネス領域に必要な資格を取得し、事業の多様化に注力しています。これにはクアンドが持つ顧客接点を活用し、専門性の高い業務でも対応できる体制を整えています。
未来へのビジョン
南都技研とクアンドは、2030年に向けて生産性向上の成果を賃上げや新たな採用に繋げ、地方建設業界の未来を築くことを掲げています。地方では技術者不足や高齢化が進行しており、持続的な専門業務の確保が求められています。両社は、この業務改革と人材の確保を同時に進めることで、地方インフラの担い手としての責任を果たしていく方針です。
このように、南都技研はクアンドとの共創を通じて、地域経済を支える新した施策を推進し、さらに多くの地域の若者たちがこの業界に関心を持ち、参加する機会を創出しています。今後もその成長が期待されます。