ADX ConsultingがLINER事業を承継
株式会社ADX Consultingが、株式会社Phone Appliが展開していたLINER事業の承継を2024年10月1日に完了したことを発表しました。この承継は、顧客データを活用したコミュニケーションの自動化という、今後のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与する内容となっています。
LINER事業とは
LINERは、Salesforce Platform上で動作するアプリケーションで、顧客とのコミュニケーションを円滑にするために、LINEやSMSなどのメッセージアプリとSalesforceの顧客データを連携することができます。これにより、顧客属性に応じた情報の配信、問い合わせの管理、自動応答などが可能になり、企業の営業力やマーケティング戦略の強化へ寄与しています。
LINERはこれまでに、不動産や金融業界など様々な領域で100社以上に導入されており、そのシェアは市場内でもトップレベルに達しています。今後、ADX Consultingは、このLINERを活用した新たなソリューションを開発し、より多くの企業に対してDX推進支援を行う計画です。
新たなソリューションの提案
承継を機に、ADX ConsultingはLINERを使った新たなソリューションを提案しています。例えば、LINERのアンケート機能を使ったユーザビリティ向上策や、不動産業界に特化した契約率向上と帳票出力をサポートする機能などが挙げられます。これにより、マーケティングや営業の最適化が期待されているのです。
社長のコメント
Phone Appliの社長、奥澤慎哉氏は「LINER事業が新たなスタートを切ることに大きな喜びを感じています。AAD Consulting様は高い技術力を有し、当事業の継承先として最適なパートナーだと考えています」とコメントしています。
また、ADX Consultingの執行役員、金本孝泰氏も「LINEとSalesforceを結びつけるLINERを受け継ぐことで、多くのお客様に対してマーケティングや営業の最適化を図れると確信しています」と述べています。
Salesforce AppExchangeの役割
この事業承継により、ADX ConsultingはSalesforceのエコシステムの一部として、多くの企業に対して新たな価値を提案できることになります。Salesforce AppExchangeは、各種アプリケーションを簡単に導入し、カスタマイズできるプラットフォームであり、ADX Consultingもその一環として、この新たなサービスを通じてクライアントのニーズに応えることでしょう。
まとめ
ADX ConsultingによるLINER事業の承継は、顧客データを活用した業務の効率化と新たな営業プロセスの構築を目指す動きとして非常に注目されるべきです。今後、どのようにLINERが成長し、より多くの企業のDX推進に貢献していくのか、その展開が待たれます。