建設DXのリーディングカンパニー、mignが北米市場へ本格進出
東京都に本社を置くAIスタートアップ企業、株式会社mignが、日本貿易振興機構(ジェトロ)の「Global Growth for AI(米国)」プログラムに採択されました。このプログラムは、日本のAI関連企業の北米市場進出を支援するもので、mignの建築・土木分野向けAIソリューションのグローバル展開を加速させる大きな一歩となります。
mignのAIソリューションと北米市場への期待
mignは、建設・土木、不動産業界における生産性向上と業務効率化を目指し、AI技術を活用したソフトウェア開発を展開しています。主力製品には、画像生成AIを活用した建築デザイン支援ツール「stadi」や、建設関連法規に特化したAIチャットボット「chact」などがあり、既に国内市場で高い評価を得ています。
北米市場は、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する一方で、未だ多くの課題を抱えています。mignは、これらの課題解決にAI技術を活用したソリューションを提供することで、市場における大きな可能性を感じています。今回のプログラム採択を機に、北米市場への本格的な参入を図り、グローバル展開を加速させる計画です。
強力な支援体制と今後の展望
「Global Growth for AI(米国)」プログラムでは、北米の著名ベンチャーキャピタルであるBlitzscaling Venturesをはじめとした、業界のエキスパートからの個別メンタリング、ワークショップ、資金調達サポートなどの充実した支援が受けられます。
Blitzscaling Venturesは、急成長を遂げるスタートアップへの投資に特化したVCとして知られています。同社からの支援は、mignの事業拡大にとって大きな追い風となるでしょう。プログラムには、2024年9月の開始を皮切りに、オンラインメンタリング、国内ワークショップ、デモデイ、そして北米への渡航と、多様な機会が用意されています。mignはこれらの機会を最大限に活用し、北米市場でのネットワーク構築と事業拡大を目指します。
mign代表取締役・對間昌宏氏のコメント
對間氏は、今回のプログラム採択について、「北米市場における建設業界のDX推進は、大きな可能性を秘めている一方、未解決の課題も多く存在します。mignは、このプログラムを通じて、現地のパートナーや投資家と協力し、建設業界の課題解決に貢献できるよう尽力してまいります。」とコメントしています。
まとめ
mignの北米市場進出は、日本のAI技術のグローバル展開において大きな一歩となるでしょう。ジェトロの支援とBlitzscaling Venturesなどの強力なパートナーシップのもと、mignが今後どのような成果を上げていくのか、注目が集まります。AI技術による建設業界の変革は、世界規模で加速していくことが予想されます。mignの挑戦は、その先駆けとなる可能性を秘めています。