千と千尋の花札
2011-12-16 11:30:02

スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』の花札が登場、お正月に家族で楽しめるアイテム

スタジオジブリの新作花札が登場



スタジオジブリファンには嬉しいニュースが舞い込んできました。2001年に公開された名作『千と千尋の神隠し』の花札が、12月下旬に株式会社ムービックから発売されます。この花札は、映画の舞台「油屋」の世界観を48枚の札に表現したもので、遊ぶ楽しみはもちろん、アートとしても飾れる非常に魅力的なアイテムです。

48枚の札に詰まった映画の魅力



各札には映画の中で印象深いキャラクターやシーンが描かれており、ファンにはたまらない仕上がりとなっています。例えば、荻野千尋が湯婆婆に「名前」を奪われる場面を象徴した桜の赤タンや、強烈な印象を与える湯婆婆の桐20点札などがあります。これらの札は見ているだけでも楽しめるデザインが施されており、どれも特徴的な仕上がりです。

創造的な製作プロセス



本花札は「油屋」をテーマに掲げ、そこにいる神々を反映したキャラクターたちが描かれています。制作にあたり、多くの試行錯誤が行われました。本来のデザインでは、現実世界のアイテムである友人から千尋への手紙が描かれる予定でしたが、油屋の金の山に変更されました。こうして、スタジオジブリとムービックの担当者が何度もやり取りを重ねて完成に漕ぎ着けたのです。

鈴木敏夫プロデューサーも絶賛



監修を行った鈴木敏夫プロデューサーは、「すごい!ボクも欲しい」とコメントし、完成した花札を宮崎駿監督に見せに行ったほどの絶賛ぶり。監督の反応として、特に雨札の「カオナシ(暴走時)」が気に入ったそうで、作品の世界観を活かしたアイテムに対して非常に喜んでいたとのことです。

昔ながらの技法で製造される貴重な逸品



製造は1800年に創業された老舗かるたメーカー、大石天狗堂が手掛けています。職人の手による伝統的な技法で作られる花札は、裏紙の角を落として均一にする「角切り」、裏紙と本体の貼り合わせに至るまで、一枚一枚丁寧に製作されています。このため、製作数には限りがあり、そのすべてが貴重な逸品とされています。

家族で楽しむ通常版とアートとしての特装版



新しい花札は2種類のバージョンで販売されます。家庭での遊びに最適な通常版は、全48枚が昔ながらの一行つづりでセットされています。皆が集まるお正月にピッタリです。一方、アクリルにはめ込まれた額装版はアートとしても楽しめ、各札の美しさを堪能することができます。

商品情報



  • - 通常版
- 税込3,150円
- 発送予定:2011年12月末
- 48枚の札を一行つづりでセット、湯婆婆シール付きケース
- 説明書には英語・和訳が含まれています。

  • - 額装版
- 税込16,800円
- 発送予定:2012年2月上旬
- 48枚の札をアクリルプレートに並べ、黒の木製フレームにセット
- 特典として鈴木プロデューサーのコメント入り認定書がついています。

スタジオジブリファン、そして家族でお正月を楽しみたい方々にとって、この花札はぜひとも手に入れたいアイテムとなるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ムービック
住所
東京都板橋区弥生町77-3
電話番号
03-3972-1222

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