女性管理職育成支援の新展開
女性の管理職比率が依然として低い日本において、株式会社Mentor Forは、画期的なアプローチで女性リーダーの育成を支援しています。特に、企業向けメンタリングプログラムでは、1on1でのメンタリングの累計時間が2025年6月末までに1万時間を超えるという成果を挙げました。この活動は、女性が管理職としてのキャリアを築くための重要な支えとなっています。
メンタリングの重要性
日本では、女性が管理職になることに対して多くの障壁があります。内閣府の調査によれば、女性が管理職に進まない理由の一つとして「ロールモデルがいない」という声が多く、これが管理職比率の低さにつながっています。Mentor Forは、こうした課題に対して、社外メンターからの1on1メンタリングを通じて解決を図ってきました。
メンタリングを通じて、女性たちは自らのキャリアビジョンを見つけ、また組織内での立ち居振る舞いやリーダーシップに必要なスキルを学ぶことができます。メンターたちは、豊富なビジネス経験を持つ人たちで、その中から公式に認定された約170名がメンタリングを行っています。
継続的なサポート
Mentor Forのメンタリングプログラムの特長は、短期的なサポートではなく、長期にわたる継続的な対話を重視している点です。メンターは個々のメンティの悩みや課題に対して丁寧に寄り添い、定期的に1on1のセッションを実施します。このような関係性の構築が、メンティの成長に繋がり、実際に約7割の受講者がキャリアアップを経験しています。
社外メンターの利点
社外メンターを利用することで、メンティは職場内では難しい本音や悩みを安心して話すことができ、メンターから得られるリアルな経験や知見が大変貴重です。「社外のメンターで本音が話しやすかった」という意見は92.4%に達しており、継続的なサポートを求める声は高まっています。こうした意見は、メンタリングの質の高さを裏付けていると言えるでしょう。
今後の展望
Mentor Forは、女性リーダー育成だけでなく、男性社員や中堅層に対する支援にも力を入れています。企業は、人材育成のスピードを上げるために社内メンター制度の構築を求めており、Mentor Forはその実現に向けた支援も行っています。
今後は、行政や教育機関との連携を深め、より多くの人々にメンタリングの機会を提供し、組織全体のDE&Iの推進に寄与していく方針です。メンタリングの文化が根付くことで、次世代のロールモデルが育成され、多様な人材が活躍できる社会の実現に向けた一歩となるでしょう。
>「私たちの目指すのは、ただの知識を与える存在ではなく、共に問いを立て、共に成長する伴走者です。」Mentor For 代表取締役CEO 池原真佐子が語るように、メンターとメンティの関係づくりが新しい時代のリーダーを育成しています。