スタートアップを支援する新しいファンド「キャピマ」
2023年10月30日(水)に、アバンダンティアキャピタル株式会社が運営する貸付型クラウドファンディングプラットフォーム「CAPIMA」が新しいファンド「スタートアップ企業支援 債権担保 プライベートデットファンド #2」の募集を開始します。このファンドは、マーケティング教育研修事業を広めるための資金供給を目的としており、リスキリングを通じたキャリアアップを目指すものです。具体的には、株式会社Wonderlaboへの運転資金を貸付ける形で資金を供給することになります。
リスキリングの重要性
現代社会において、リスキリング(再教育)の重要性はますます高まっています。技術の進化や働き方の多様化に伴い、企業は新しいスキルを求めており、従業員の継続的なスキルアップが必要となっています。世界経済フォーラムは2030年までに10億人をリスキリングすると宣言し、日本においても高齢化や国際競争の厳しさからリスキリングが急務となっています。このような背景から、政府や企業も積極的に教育プログラムを強化しており、国全体で労働者の能力向上が求められています。
貸付先企業「Wonderlabo」
株式会社Wonderlaboは2022年に設立され、マーケティング教育に特化したベンチャー企業です。「全ての人にマーケティングを」という理念のもと、さまざまな業種や規模の企業向けにマーケティングコンサルティングを提供しています。特に、厚生労働省認可のマーケター育成プログラムを通じて年間1,000名のマーケターを輩出しています。彼らの教育プログラムは、理論的知識と実践的なスキルを同時に習得できるように設計されており、受講生に即戦力となる能力を育成しています。
また、Wonderlaboは社会課題解決に向けた活动にも注力しており、パナソニックが設立したコミュニティ「everiwa」のエバンジェリストとして参画したり、渋谷教育学園中学高等学校で未来の人材育成にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、彼らは次世代マーケターの育成を推進しています。
求職者支援訓練制度
求職者支援訓練とは、雇用保険の受給資格がない人々に向けて職業訓練を提供する制度です。このプログラムに参加することで、受講者は月額10万円の給付を受けながらスキルを身につけることができます。さらに、ハローワークによるサポートも受けられるため、訓練受講後の就職率向上が見込まれています。
ファンドの詳細
「スタートアップ企業支援 債権担保 プライベートデットファンド #2」は、3,000万円の募集を予定しており、運用期間は12ヶ月、年利回りは8%を見込んでいます。このファンドは金銭債権を担保としており、安全性にも配慮しています。ファンドの募集は2024年10月30日19時から開始し、2024年11月8日24時まで行われます。ただし、募集額が達した場合は早期に締切られる可能性があります。
CAPIMAでは、これまでに40件以上のファンド(約20億円)が成功裏に調達されており、多くの投資家に利益分配を行ってきました。投資家からの信頼を得ている背景には、社会的意義や高いリターンの内容などがあります。今後もCAPIMAは、質の高い投資商品を提供し、一般の方々に資本市場へのアクセスを可能にすることを目指していくとしています。
詳細については、CAPIMAの公式サイトで確認できます。