ミスク財団の覚書
2017-07-03 11:14:50

サウジアラビアのミスク財団が日本企業と覚書を締結し、新たなイノベーションを推進

サウジアラビアのミスク財団と日本企業の新たな協力



2023年、サウジアラビアの「ミスク財団」が日本の「デジタルハリウッド大学」と「株式会社タミヤ」との覚書を締結しました。この覚書は、デジタル分野やものづくりにおける若者の能力開発と、国際的なパートナーシップの強化を目的としています。ミスク財団は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下によって2011年に設立され、これまでに多くの国際的な企業や機関との連携を進めてきました。

ミスク財団事務局長のバドル・アル・アサーケル氏は、今回の覚書によりサウジアラビアの若者たちに対して最新の知識と技術を学ぶ機会を提供したいと語りました。具体的には、今後さらなる共同プロジェクトを通じて、若者たちが石油依存からの脱却を図るサウジ経済の礎になってほしいとの意向を示しています。

教育プログラムの意義



デジタルハリウッド大学は、アジアにおけるデジタルコンテンツの教育を確立し、未来の人材を育成してきた実績があります。同大学の代表取締役社長兼CEO、吉村毅氏は、サウジアラビアのエンターテイメントとコンテンツ産業に貢献できることを喜び、初の展開として現地でのCG体験授業を実施する計画を明らかにしました。また、将来的には留学生の受け入れも考えており、両国の間での人的交流を促進する意向です。

一方、タミヤは1946年に創業した模型メーカーであり、今回の覚書をもってサウジアラビアでのものづくりや教育プログラムに協力することになりました。タミヤの代表取締役会長、田宮俊作氏は、サウジアラビアの次世代を担う子供たちへの教育プログラムの浸透を期待し、準備を進めていく姿勢を表明しました。

マンガ産業の可能性



ミスク財団の子会社である「マンガ・プロダクションズ社」のCEO、ブカーリ・イサム氏も今回の訪問を受けて、日本との共同プロジェクトとしてアニメーションやビデオゲームの開発が進展する見込みを語りました。このような国際的な取り組みは、サウジアラビアの文化産業の発展にも寄与すると考えられています。

ミスク財団は、サウジアラビアの若者たちにグローバルなビジョンを提供し、新たな時代を切り開くための重要な役割を果たしていくでしょう。日本側との覚書を起点に、今後の展開から目が離せません。さらなる情報は、ミスク財団の公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

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MiSK Foundation
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