子ども支援に役立つセミナー
日本公認心理師ネットワークが主催するオンラインセミナーが、2025年5月31日(土)に開催予定です。テーマは「S-M社会生活能力検査 第3版 の 実施・評価と活かし方」。このセミナーは、乳幼児から中学生までの子どもたちの社会生活能力を評価する検査について、実施方法から評価の解釈までを学ぶ機会です。
S-M社会生活能力検査の概要
S-M社会生活能力検査 第3版は、子どもたちの日常生活での自立や社会参加の能力を測るための検査です。評価は、子どもたちの日常をよく知る大人、例えば保護者や担任教師によって行われます。この方法により、知的障害や発達障害といった特徴を持つ子どもたちへの支援に向けた指針を得ることができるのです。
検査は、以下の6つの領域で構成されています:
1.
身辺自立(SH:Self-Help):衣服の着脱や食事、排せつなど、自分自身を管理する能力
2.
移動(L:Locomotion):目的地へ自分で移動する能力
3.
作業(O:Occupation):道具を使う能力に関連する作業遂行能力
4.
コミュニケーション(C:Communication):言葉や文字を用いた意思疎通能力
5.
集団参加(S:Socialization):社会生活に参加する能力
6.
自己統制(SD:Self-Direction):自分の行動を自己管理し、目的に向かって進む能力
このように、S-M社会生活能力検査は、子どもたちが社会で自立して生活するために必要な能力を広く評価します。また、この検査の結果を基に、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの支援計画を立てることが可能です。
セミナーの内容
このセミナーでは、検査についての手引きや検査用紙を各1部ずつ参加者に送付します。さらに、オンラインでの実施プロセスを理解しながら、インタラクティブな学習ができます。具体的には、実例を用いたケーススタディを通じて、結果の評価方法や解釈も習得することができます。これにより、参加した方々は子どもの能力を深く理解し、効果的なサポートスキルを身につけられます。
講師陣の紹介
セミナーには、アンドウダイキ氏(公認心理師・臨床心理士)とカガワハズキ氏(公認心理師・臨床心理士)が講師として登壇します。彼らは、参加者が安心して学べるよう、初心者にも適した内容を提供します。
参加方法
- - 日時:2025年5月31日(土)10:00 - 12:00
- - 方法:オンライン開催
- - 参加費:22800円
申込方法と締切
参加ご希望の方は、2025年5月20日(火)23:59までに申し込みが必要です。申し込みから検査用紙をお送りしますので、事前の手続きをお忘れなく。
ご都合により参加できなくなった場合、5月20日23:59までにキャンセルのご連絡をすれば参加費を返金しますが、以降のキャンセルには返金が適用されませんのでご注意下さい。
注意事項
このセミナーは公認心理師、臨床心理士、学校心理士など、特定の資格を持つ方のみが受講できる内容です。また、ライブ配信のみで、見逃し配信は行われませんので、その点もご留意ください。
最後に
このオンラインセミナーは、子どもたちの支援に必要な知識とスキルを学ぶ貴重な機会です。ぜひご参加をお待ちしております。