ジーズアカデミーがスタートアップ支援に参画
東京都が推進するスタートアップ支援プログラム「TIB STUDIO」に、デジタルハリウッドが運営する「G's ACADEMY」(ジーズアカデミー)が参画し、起業家向けの支援をスタートしました。このプログラムは、独創的なアイディアを持つ若者がビジネスを立ち上げるためのサポートを行うことを目的としています。
TIB STUDIOの概要
「TIB」は東京都が築こうとしている「Tokyo Innovation Base」の略で、イノベーションを生み出すための拠点です。「TIB STUDIO」はこの拠点の一環として、参加者が専門家からの支援を受けながら資金調達と事業検証を進めるプロジェクトです。申込みは無料で、参加者は自身の成長フェーズに合わせたサポートを受けられます。
ジーズアカデミーの役割
ジーズアカデミーはこれまで109社のスタートアップ設立と139億円の資金調達を支援してきました。この豊富なノウハウをもとに、Webテクノロジーを駆使したビジネス支援を行います。特に、エンジニア起業家の育成に特化しており、参加者は以下のサポートを受けることができます。
- - MVP開発のための基礎知識を実践的に学べるカリキュラム
- - 熱意のあるエンジニアとのマッチング機会
- - メンターからの実践的なアドバイス
これにより、起業家はリソースを最大限に活用することができます。また、一般の方々に向けても「アイディア改善」「ビジネスモデル検証」を経た後は、「MVP開発」の支援を受けることが可能です。
第一号起業家、中島虹敏氏の紹介
この度、TIB STUDIOに参加する第一号の起業家として中島虹敏氏が選ばれました。彼はハワイ出身で、国際金融・マーケティングを学び、ウォルト・ディズニー社でインターンシップの経験も持つ起業家です。シリコンバレーでの経験を生かし、現在は「SHOWCASE」を通じた空間デザインの事業化に挑戦しています。
彼は卒業後も仲間と共にスタートアップの立ち上げに取り組み、資金調達に向けたMVP開発を進めています。彼は特に、プログラムで得られるエンジニアの支援に期待を寄せており、2名のエンジニアが中島氏のMVP開発をサポートします。支援を受けるエンジニアは、今村有希氏と岩下広司氏の二人で、それぞれ異なる専門領域の知識を持っています。
- - 今村有希氏は日本語教育領域に関与しており、VRアプリやリスキリングのスタートアップで活躍しています。
- - 岩下広司氏は、シーノの CEO として、自社開発の学習管理システムを提供し、ジーズアカデミーとのつながりを深めています。
最後に
ジーズアカデミーがTIB STUDIOに参画することで、多くの若い起業家が新たなステージに進む機会が広がります。東京都のイノベーションの波に乗り、今後も新しいビジネスの誕生が期待されています。