留萌市学校給食
2025-04-01 15:42:49
留萌市立小中学校での学校給食提供、コープさっぽろが新たな試みを開始
留萌市立小中学校で学校給食提供がスタート
2023年4月7日、生活協同組合コープさっぽろが北海道留萌市の小中学校にて新たな学校給食の提供を開始しました。この取り組みは、留萌市と締結した食の提供に関する相互協定に基づいており、7校の小中学校(5校の小学校と2校の中学校)に栄養バランスの良い食事を提供します。
背景と経緯
コープさっぽろは、長年にわたり地域のニーズに応える食事サービスを展開してきました。2010年からは高齢者向けの夕食宅配をスタートし、さらに幼稚園や病院への食事提供を広げ、2021年から様似町でのスクールランチ事業を開始しました。このノウハウを活用することで、留萌市でも学校給食の提供が実現しました。
留萌市の給食センターは1991年から運営されており、30年以上の歴史を持つものの、少子化や老朽化に伴う課題が浮上していました。新たに締結された協定により、給食センターの土地と建物がコープさっぽろに譲渡され、調理スタッフも移籍しました。これにより給食センターの効率的な運営が可能となり、安定した食事提供が見込まれています。
学校給食の特徴
コープさっぽろが提供する学校給食にはいくつかの特徴があります。まず、調理後の食品は適温管理がなされ、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくする体制が整っています。また、アレルギーに配慮した献立の提供も行われ、代替メニューの用意も進められています。これにより、全ての生徒が安心して食事を楽しめる環境が整います。このほか、コープさっぽろ内での迅速な情報共有システムを活用した危機管理体制も構築されており、緊急時の迅速な対応が可能です。
さらに、食育や地域活性化のために、コープさっぽろグループの各施設を見学する機会を設け、子どもたちに食材や栄養に関する教育を行うことにも力を入れています。また、給食費の回収は市が行うことで、保護者の負担を軽減しています。
留萌市の期待
留萌市の中西俊司市長は、この新たな連携に期待を寄せており、学校給食を通じて子育て支援や地域振興につなげていきたいと述べています。特に地域の新鮮な食材を活用することで、給食の質を向上させ、市民とのつながりを深めることを目指しています。
コープさっぽろの大見英明理事長も、「この給食事業を通じて地域の子どもたちが健康に育つ環境作りに貢献できることを嬉しく思います」と話し、今後の展開への意欲を示しました。
今後の展望
留萌市とコープさっぽろのパートナーシップは、地域の食文化の振興や子どもたちの成長に大きく寄与する可能性があります。今後も持続可能な食のシステムを構築し、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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生活協同組合コープさっぽろ
- 住所
- 電話番号
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