ユニットバス・2号機
2025-09-25 16:09:08

風呂文化遺産として「ユニットバス・2号機」を探し出すキャンペーンが始動

ユニットバスの歴史的重要性



日ポリ化工株式会社は、1962年に設立され以来、日本における入浴文化を根本から変える製品を開発してきました。特に1964年に誕生した「ユニットバス・2号機」は、戦後の日本における入浴のあり方を大きく変革するものでした。銭湯が主流だった当時、設置の自由度が高く、家庭での入浴の楽しさを実現したこのユニットバスは、2024年に60周年を迎えます。

このユニットバスの登場は、数々の試行錯誤の過程を経て沸き起こったものであり、FRP(繊維強化プラスチック)という新素材の導入がその鍵となりました。「持ち運べるお風呂」という革新的な発想は、多くの家庭に温かい入浴体験を提供し、国民の生活水準を向上させる役割を果たしました。

現存する「2号機」を探すキャンペーンの意義



日ポリ化工は「ユニットバス・2号機」を日本の入浴文化の重要な遺産として位置づけ、その歴史を未来へ引き継ぐべく、募集中のキャンペーンを発表しました。このキャンペーンは、過去の偉大な発明品を探し出し、今なおその価値を認識している方々の情報提供を願い、実施されています。

キャンペーンの具体的な内容としては、1964年製のユニットバスを現在も大切に所有している方や、その所在をご存知の方からの情報を広く募集しています。応募者には、当該品の確認が取れ次第、60万円の買い取り対価が支払われる仕組みです。これは、当時の販売価格—サラリーマンの初任給約半年分を基にした額面です。このような形で自社の歴史を巻き込んだ取り組みを行い、地域の人々や過去の製品を愛する方々との絆を強めていく姿勢が見受けられます。

情報提供の流れとキャンペーンの詳細



キャンペーンへの参加は、指定のウェブサイトからの情報提供が可能です。情報を送る際には、できるだけ詳細な写真を添付することが推奨されています。応募後、日ポリ化工の担当者が連絡を取り、現地訪問を行って実物の確認を行います。その結果、商品が確認できた場合は買い取りが実施され、参加者には記念品も贈呈されるという特典も用意されています。

このキャンペーンは、単なる製品の回収にととまらず、ユニットバス・2号機が果たしてきた役割やその歴史を再認識し、入浴文化のさらなる発展へと繋げる挑戦でもあります。日ポリ化工としても、入浴を通じた新しいライフスタイルの提案へと繋がる大きなステップを築くことが期待されています。

日ポリ化工の今後



日ポリ化工は、未来に向けて「新しい風呂文化を創る」というビジョンを掲げています。入浴は単なる身体を清める行為ではなく、心や身体の健康を促進し、生活の質を向上させる重要な時間であると捉えているからです。将来的には、毎晩入浴することが一般的な習慣となり、その結果、健康的な生活を送る人々が増えていくことが期待されています。このように、技術革新や品質向上を求め続けながら、新たな社会的役割を果たすことが求められています。

このキャンペーンは、私たちの身近にある風呂文化の詳細を再発見し、歴史を次世代へ受け継ぎながら新たな未来を切り開くための重要な第一歩となります。私たちも是非、思い当たる方に情報提供を呼びかけ、新しい風呂文化の実現に向けて手を携えていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
日ポリ化工株式会社
住所
奈良県山辺郡山添村切幡126-4
電話番号
0743-87-2200

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