CynthialyがDify導入支援サービスを開始
Cynthialy株式会社は、エンタープライズ向けに特化したDify研修・導入支援サービスを開始しました。このサービスは、オープンソースのLLM開発プラットフォーム「Dify」を利用し、AIエージェントに関する研修から実装サポート、データ整備、運用支援を通じて、企業全体での生成AIの活用を進めることを目的としています。
AI活用の必要性と現状の課題
最近、多くの企業が業務の生産性向上を目指してAIの導入を模索しています。しかし、実際の現場では以下のような問題が浮上しています。
- - AIをどの業務に適用すれば良いかが分からない
- - 一部のスタッフしか使えず、全体に浸透しない
このような理由から、AIツールの導入が思うように進まず、効果を最大限に引き出せないケースが多く見られます。特にDifyは、非エンジニアでも簡便にアプリケーションを構築できる点が魅力ながらも、実際の業務にどのように役立てればよいかが明確になっていないのが現状です。
Dify支援サービスの概要
Cynthialyの新たな支援サービスは、以下の4つのフェーズで構成されています。
フェーズ1:研修・教育
このフェーズでは、Difyを理解するための基礎研修や、API連携、AIエージェント構築といった応用研修を行います。
フェーズ2:業務分解・要件定義
従来の業務の流れを分析し、AIを活用する具体的なシーンの設計や技術要件の確立を行います。
フェーズ3:実装サポート
プロトタイプの開発から本格実装へと段階的にサポートし、既存業務システムともシームレスに統合します。
フェーズ4:データ整備・運用支援
データ基盤を整備し、効率的な運用体制を構築することで、サービスのパフォーマンスを最適化します。
研修内容の詳細
研修は主に2部構成となっており、まず基礎研修でDifyの概念や基本的な操作方法を学びます。
次に、ハンズオンでの演習を通じて、実践的な開発スキルを習得することができます。
具体的には、RAGチャットボットの構築や、条件分岐を用いたアプリの進化への取り組み方など、業務に即したスキル獲得を目指します。
期待される成果と実績
企業のユーザーが自らアプリ開発に携わることで、現場のDX推進を加速できる他、PoCから本番環境への移行期間を大幅に短縮することができます。また、AI関連ツールをDifyに集約することで、コストの最適化も可能となります。
実績としては、エンタメ向けAIアバター開発やウェアラブルデバイス企業の導入支援があり、それぞれの分野で目に見える成果を上げてきました。
お問い合わせとサービス提供について
この支援サービスはオンライン及びハイブリッド形式で提供されます。興味のある企業は、公式の問い合わせフォームから詳細を確認できます。契約が成立次第、必要なサポート体制が整えられ、研修が開始されます。
Cynthialyは、生成AIを活用することで生産性を高め、新しい働き方を実現することを目指しています。AIエージェント、バーチャルヒューマンを用いた新たなワークフォースの創出に努めています。