親子で楽しむ防災キャンプ:災害への備えを学ぶ
2024年12月7日(土)、神戸市須磨区の多井畑交流広場にて、「防災キャンプ!災害でもしものときに生き抜く力<ファイヤー編>」が開催されました。この企画は、オーエス株式会社による親子参加型イベントで、参加者は災害時に必要な知識と技能を実践的に学ぶ貴重な機会を得ました。
イベントの背景と目的
オーエス株式会社は、大阪市に本社を置き、映画館「OSシネマズ」を運営する会社です。地域の文化発信基地としての役割を果たすべく、体験型ワークショップ「CINE LAB(シネラボ)」を展開。今回はその取り組みを拡大し、自然豊かな多井畑西地区で初の屋外イベントを実施しました。
当日は、小学生とその家族25名が参加し、様々な防災スキルを体験しました。お子様たちは、焚火体験や竹炭づくり、防災食の試食などを通じて、実際の災害時に役立つ知識を身につけました。
実施された体験メニュー
以下は、本イベントで行われた各体験の内容です:
1.
焚火体験:里山で落ちている木を使って火を起こす体験。水分を含んでいる木に火がつくのか試しました。
2.
竹炭づくり:焚火の火種を専用釜に移し、竹炭づくりを体験。完成した竹炭は、消臭剤や肥料として使えることを学びました。
3.
竹で火起こし体験:のこぎりとナイフを使って竹を加工し、火を起こす挑戦をしました。
4.
防災食体験:加熱なしで食べることができる防災食のカレーを試食し、いざという時に役立つアイテムを紹介しました。
参加者の感想
参加者の皆さんからは、「子供たちも楽しく、大人も学べる充実した経験でした」、「緊急時に必要な知識が身についた」との声が寄せられました。実際に火を使ったり、防災食を体験することで、より一層の理解が深まったようです。
地元貢献活動
オーエス株式会社は、2023年3月に神戸市と協定を結び、多井畑西地区において地域の里山を保全し活用する取り組みも進めています。つまり、放置竹林対策やエコファーミングの実施を通して地域課題の解決に努めています。これにより、地域との連携を図りながら、子どもたちのために学びの場をつくることができました。
今後の展望
オーエスには、地域に根差したまちづくりと環境への配慮が重要な事業目標があり、今後もその価値を活かしながら、地域の活性化に貢献していく予定です。
このような取り組みが続くことで、子どもたちが災害時に生き延びるための知識や技能を身に着け、地域が一層結束していくことでしょう。