国際物流の新たな形が実現
2025年9月、東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2025」は、アジア最大級の物流・ロジスティクスに関する総合展示会です。約450社が出展し、1,500ブースが並ぶ中、5万人が集まりました。この展示会での最大の注目は、非接触型展示会DXシステム「AiMeet(R)」の導入により、ペーパーレス化に成功したことです。
AiMeetの機能と革新
AiMeetは、多数の機能を駆使して、従来の展示会の枠を超えた新しい体験を提供しました。一つ目は、来場者と出展者のデジタルマッチング機能です。入場証のQRコードをスキャンするだけで、名刺交換や資料配布、アンケート回答が可能になります。これにより、紙資料や紙アンケートは完全に排除され、スムーズな情報のやりとりが実現しました。
さらに、デジタルマップ機能により、来場者は会場内を簡単にナビゲートできます。ブースの検索や事前予約したセミナーの場所案内を行い、紙での地図は不要となりました。3日間で46,000ダウンロードと50万アクセスを達成し、その利便性は業界内でも高く評価されています。
環境への配慮とビジネス成果
展示会の新しい形は、環境への配慮とは裏腹にビジネス効果を生むことにも成功しました。アンケートに答えた来場者にはデジタルギフトが配布され、これまででは考えられなかったリード獲得も実現。出展者の平均リード数は約1,154件、最大リード獲得数は10,104件に達しました。これにより、約371万枚の紙が削減され、CO2排出量は22トン以上削減されました。
今後の展望
テクサーとギブテックの取り組みは、これからも継続されます。AiMeetを基盤にして、出展者が個々のブースでもペーパーレスの仕組みを活用できるように拡張していく予定です。商業施設や地域イベント、国際会議への展開も視野に入れ、持続可能かつ高付加価値なイベント運営のスタンダードを確立していくことが目指されているのです。
株式会社テクサーの情報
株式会社テクサーは、展示会DXシステム「AiMeet(R)」を中心に、ビルディングDXシステム「BUILDICS(R)」なども開発・販売しています。東京都多摩市に本社を構えており、2016年から事業を展開してきました。
株式会社ギブテックの情報
神奈川県川崎市に本社を持つ株式会社ギブテックは、LPWAネットワーク機器の製造・販売を行っており、展示会DXシステム「AiMeet(R)」の販売も手がけています。2020年に設立され、今後の成長が期待される企業です。
このように、国際物流総合展2025は、展示会の未来を示す重要なイベントとなりました。