子どもの貧困を考える会が築地本願寺で開催
2024年12月4日(土)、東京都の築地本願寺にて、認定NPO法人おてらおやつクラブが「子どもの貧困を考える」会を主催します。このイベントは、おてらおやつクラブが設立から10年を迎える節目の年に行われ、さまざまな活動を通じて子どもの貧困問題を考える貴重な機会となります。
イベントの概要
この日のイベントは、午後6時25分から開始され、入場は無料です。18時からの開場後、参加者はおてらおやつクラブの活動内容や「子どもの貧困問題」の現状についての説明を受けることができます。18時40分からは、食品ロス問題ジャーナリストである井出留美さんによる講演が行われ、食の大切さについてお話しいただきます。井出さんは、その著書『おてらおやつクラブ物語』についても触れ、貧困と食品ロスの関連について示唆に富む内容をお届けします。
井出留美さんのプロフィール
井出留美さんは、奈良女子大学食物学科卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科で修士号取得。食品ロス問題を非常に重視しており、政府や企業、いくつかの国際機関とも連携して活動しています。著書に『食べものが足りない!』や『賞味期限のウソ』など、食品問題に関する多くの作品があります。
浦上智照さんによる朗読会
また、19時40分からは舞台役者の浦上智照さんが『声』の冊子を朗読します。浦上さんは、お寺での演劇に取り組む活動をしており、貧困や社会問題をテーマにした作品を多く執筆しています。
グループディスカッションも
イベントの最後には参加者同士が意見を交わし合うグループディスカッションも予定されています。閉会の挨拶は20時25分から行われ、この貴重な時間を通して地域の貧困問題と向き合うきっかけとなることを目指します。
おてらおやつクラブとは
おてらおやつクラブは、子どもたちへの支援を行う団体であり、寺院にお供えされた食べ物を利用して、困窮している家庭に対する「おすそわけ」の活動を行っています。全国的に展開しているこの活動は、多くの人々に支えられています。
参加希望の方へ
インターネットを通じて事前申し込みが必要ですので、参加を希望する方は、12月3日正午までにお申し込みフォームから登録を行ってください。来場される方は、公共交通機関での移動を推奨します。
このイベントに参加することで、子どもたちの未来を考え、貧困問題の理解を深め、実践的な解決に向けた一歩を踏み出すことができる絶好の機会です。ぜひご参加ください。