芦北町を舞台にした新たな挑戦が発信される「ASHiKiTA PiTCH」
2024年12月15日、株式会社LiNewが主催するビジネスコンテスト「ASHiKiTA PiTCH」が熊本県芦北町で開催されました。このイベントは地域振興を目的とし、地元の成長を促進するために実施されたものです。
イベントの背景
株式会社LiNewは「世の中の課題をITで解決し、関わった世界中の人たちを幸せにする」という理念のもと、さまざまなIT関連イベントを通して知識の共有や地域の課題解決に取り組んでいます。「ASHiKiTA PiTCH」のビジョンに共感し、地域の挑戦を応援するために実行委員として関わることとなりました。これにより、芦北町の産業活性化と新たなアイデアの発信を目指しました。
コンテスト概要
このコンテストは、「挑戦を形にあしきたから世界へともに創る未来。」というビジョンを掲げています。地区の若者たちがビジネスアイデアを持ち寄り、出資者の前でそれを発表する場として設けられました。コンテストには、5組の参加者が登壇し、30名弱の観客が見守る中、各々のビジネスモデルのプレゼンテーションを行いました。
当日の活動
当日のプログラムは、まず出資者によるトークセッションで始まりました。弁理士や公認会計士、起業家たちが地方起業について熱く議論し、観覧者の質問に具体的なアドバイスを提供しました。トークセッション後、5組の登壇者がそれぞれのビジネスアイデアを発表し、出資を求めました。
参加者の中には学生も多く含まれており、若年層の感性やアイデアの斬新さが光りました。その結果、3組の発表に対して出資の手が上がりました。
提出されたビジネスアイデア
1.
プロジェクションマッピングによる地域活性化:芦北の自然や文化財を用いた魅力的なイベントの開催を提案。視覚以外の感覚にも訴えるイベントを目指し、地域資源を活用した新たな試みとして期待されています。
2.
虫捕り機械「虫in」:マラリア撲滅を視野に入れたこの提案は、殺虫剤や捕虫機の機能を兼ね備えた新商品。特に手軽に使えることが重視され、理念への共感から出資が決まりました。
3.
対話型AIを活用したナレッジツール:社内業務の属人化を解消すべく、蓄積されたデータを活用するアプリの開発。業務効率化や時間の無駄を省くことを目指しています。
さらに、外国人観光客向けのコンテンツや防犯ブザー、自然をテーマにしたアートプロジェクトなど、ユニークなアイデアが数多く発表され、多様なアプローチで地域課題に向き合う姿勢が見受けられました。
今後の展望
株式会社MARUKUの代表取締役、小山氏は「多様なアイデアが生まれる場を提供できたことを嬉しく思う。このビジネスコンテストは今後も継続し、さらなる規模拡大を図りたい」と述べました。今後も官民連携を強化し、地域の魅力を発信することで、さらなる発展を目指す意向を示しました。
会社概要
株式会社LiNewは2019年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。代表は西本弘昌氏と井上陽介氏で、ITを用いた新たなソリューション提供に寄与しています。イベントを通じて芦北町の魅力を高め、地域活性化に貢献する活動を今後も展開していくでしょう。