株式会社河野、白馬スキー場をM&Aで買収
香川県高松市に本社を構える「株式会社河野」は、144年の歴史を持つ老舗の食器販売会社です。この企業が長野県白馬村にあるスノーリゾート開発会社「株式会社Planet」とのM&Aを通じて新たな成長を図ることに成功しました。この買収は、観光大国を目指す日本におけるスノーリゾートの重要性を認識した上での戦略的なアプローチです。
スノーリゾートへの新たな挑戦
本M&Aの背景には、国内外からの観光客が増加している白馬の魅力があります。特にニセコに次ぐ超人気スキーリゾートとしての地位を確立しつつある白馬の滑走環境は、多くのスキーヤーに評価されています。株式会社Planetの代表、遠星誠社長は、中国で法律を学んだ後、日本のスキー場に魅了され、その開発に尽力してきました。これに対し、株式会社河野の河野一哉社長は、スノーリゾートの成長が日本全体の観光振興に欠かせないと感じ、このM&Aを実現しました。
成約式の模様
9月30日に行われた成約式は、白馬村の「White Resort 白馬さのさかスキー場」にて行われました。式典では両社の社長のコメントがあり、遠星社長は白馬をアジア、さらには世界中で最も知られるスキーリゾートにすることを目指すという意気込みを示しました。一方、河野社長は、スキー業界への深いつながりを持つ自らがこの事業に関わることになったことを嬉しく思い、世界に誇るリゾート施設づくりへの挑戦に対する熱意を表明しました。
各企業の概要
譲渡企業:株式会社Planet
代表取締役社長:遠星 誠
企業HP:
Planet
スキー場情報
WR白馬さのさかスキー場
支配人:桑本 太陽
施設HP:
WR白馬さのさか
譲受企業:株式会社河野
代表取締役社長:河野 一哉
企業HP:
河野
M&Aアドバイザリー
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
企業情報部 部長:千田 祐太郎
企業HP:
M&Aキャピタルパートナーズ
地域経済への期待
このM&Aによる白馬地域経済のさらなる活性化が期待されています。スノーリゾートとしての魅力が増すことで、国内外から訪れる観光客の増加が見込まれ、地元経済への好影響が期待されます。また、長年の経験を積んできた老舗企業のノウハウと、スノーリゾート専門企業の技術が融合することで、質の高いサービスの提供が可能になるでしょう。
株式会社河野は今後、白馬を中心としたリゾート施設の成長を支え、地域の活性化に向けた新たな取り組みを進めていくことになります。国際的な観光地としての白馬の可能性は無限大であり、次世代のスノーリゾートを創出するために、両社の協力が不可欠です。この新たな挑戦に注目が集まります。