スマホで音・映像・軌跡を記録する新アプリ「Sound One Recorder Ver.4」登場

スマホで手軽に記録できる「Sound One Recorder Ver.4」

2025年5月、株式会社Sound Oneが新たに開発したアプリ「Sound One Recorder Ver.4」が市場に登場しました。このアプリは、スマートフォン1台で音や映像、走行軌跡を同時に記録することができ、特にモビリティ分野における音の評価・解析に特化しています。これにより、試作車の評価、異音調査、快適性の評価、操作音のレビューなど、現場での貴重なデータを簡便に収集・共有することが可能です。

アプリのユニークな特徴

「Sound One Recorder」は、特別な機材を必要とせず、iPhoneとホルダーがあれば誰でも簡単に使えます。アプリの主な機能として、音・映像・走行軌跡を同時に記録し、GPSを使って異音が発生した時間や場所をマッピングすることが可能です。さらに、映像データとFFT波形、時間波形が同期して表示されるため、異音の発生タイミングを多角的に分析できるのも大きな魅力です。

高音質録音が可能な非圧縮音声（LPCM）を使用しており、走行中の微細なノイズや違和感も忠実に保存できます。また、記録データはSound Oneクラウドに簡単にアップロード可能で、チーム同士での確認や音に対する印象評価に役立ちます。

具体的な活用シーン

「Sound One Recorder」は、自動車や二輪車のメーカー、部品メーカー、品質保証部門など幅広い業界で活用されています。具体的な利用例としては、以下のようなシーンがあります。

- 雨天時のワイパー音や路面ノイズの比較記録
- 車内の風切り音やこもり音の分析
- ブレーキ作動時の音の記録と再現
- 異なる路面（アスファルト・コンクリート）でのノイズ差異の可視化
- バイク走行音やチェーンノイズの評価
- サスペンションの異音の記録・共有
- 警告音の確認とタイミング評価

これらの情報は、製品開発や品質向上に寄与し、ユーザーの不満や製品に対する課題を明確にする手助けとなります。ユーザーが感じるわずかな違和感をデータとして保存し、チーム内で共有することでさらなる品質向上が期待できるのです。

プロダクトの詳細

「Sound One Recorder Ver.4」は、2025年5月15日に公開され、iOS16以降のiPhoneでの利用が可能です。アプリ自体は無料で提供されていますが、データの取り出しやクラウドへのアップロードにはSound Oneのライセンス契約が必要です。トライアルプランに登録すると、60日間すべての機能をお試しいただけます。

Installeするだけで操作可能な本格的な機能を体験できる「Sound One Recorder」を、ぜひApp Storeからダウンロードしてみてください。