日本ドローンショー協会が正式に設立、業界成長を目指す

日本ドローンショー協会が設立

2024年7月30日、東京都港区に「一般社団法人日本ドローンショー協会」が設立されました。この新たな組織はドローンショーの可能性を広げ、業界全体の健全な発展を目指します。

ドローンショーの成長と日本の市場

ドローンショーは技術の進化と共に、北米やヨーロッパ、アジア太平洋地域で大きな成長を続けてきました。2023年には、世界のドローンショー市場規模が約3億3,899万ドルに達すると予測されています。そして私は、その成功事例を受け、日本でもドローンショーがイベントの利便性や広告手段として大いに発展することができると信じています。

日本においては、ドローンショーの市場はまだ成長段階にあり、すでに広がりを見せ始めています。その魅力は、日本ならではの高品質なナイトイベントとして国内外から注目されています。さらに、インバウンド需要の高まりや、観客の新たな体験を提供することが期待されています。

安全性とルールの整備

しかし、ドローンショーには安全性や公共秩序を保つための明確なルールやガイドラインが必要です。協会の設立は、こうした課題をクリアにし、業界の成長をサポートするための一歩です。当協会は、ドローンショーを安全に運営し、その技術の向上に貢献することで、観客に感動的な体験を提供することを使命としています。

会員募集と活動計画

日本ドローンショー協会は2024年8月からドローンショーの運営会社や地方自治体を対象に会員の募集を開始します。業界の関係者が集まり、ドローンショーの認知度を高め、多くの人々にその魅力を伝えることに努めます。主な活動として、

- 大規模なドローンショーの開催・運営
- 広報活動による認知向上
- 標準ガイドラインの策定・普及
- 法整備への提言
- ドローンショー活用セミナーの企画・運営

これにより、国内のドローンショーに関する情報の集約も行い、協会のウェブサイトにその内容を掲載する予定です。2024年内には、非常に注目の高いイベントを日本で開催する計画も立てています。

会員制度の構成

日本ドローンショー協会の会員構成は「正会員」「一般会員」「特別会員」に分かれています。正会員には、業界の主要企業が名を連ねています。これには株式会社スクラムクリエイションや株式会社トラストクリエイティブコーポレーションなどの実力派が含まれており、新たなメンバーも協会のウェブサイトで募集されています。

協会のビジョン

協会の代表理事である佐々木孔明氏は、業界の連携強化を掲げており、協会の運営においては公平性と透明性を重視しています。定期的な選挙で選ばれる代表理事として、協会の取り組みを支持する体制の整備に取り組むと言います。また、ドローンの将来を共に担っていくために、他の業界人とも連携し、ドローン文化の発展を進めていく所存です。

おわりに

日本ドローンショー協会の設立は、これからのドローン業界の可能性を広げる運命を担う一歩と言えるでしょう。安全性や技術の向上に努めつつ、多くの人々に新たなエンターテイメント体験を提供するために、様々な活動を展開していくことが期待されます。興味のある方々は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れ、最新情報や参加方法をチェックしてみてください。