脳波で動く!画期的なリハビリ機器「LIFESCAPES 医療用BMI」が保険適用開始!
株式会社LIFESCAPESが開発した医療機器「LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)」が、2024年6月1日より「運動量増加機器」として保険適用となりました。この機器は、脳波で手指ロボットを制御する画期的な技術を搭載しており、脳卒中などの後遺症で手の麻痺が残る患者さんのリハビリテーションに新たな選択肢を提供します。
医療現場からの期待の声
保険適用開始にあたり、LIFESCAPES 医療用BMIの導入を予定している医療機関の先生方から多くの期待の声が寄せられています。
順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学教授の藤原俊之先生は、「日本初の、脳からの生体信号で手指ロボットを制御するBMIが、このたび医療機器認証され、さらに保険適用となったことは、リハビリテーション治療において画期的なことです。脳の障害により手の麻痺が残存している多くの患者さんにとって、治療法の選択が増えたことは喜ばしいことであり、さらなる改善への期待が寄せられています。」とコメントしています。
十勝リハビリテーションセンター理事長の白坂智英先生は、「既存のリハビリテーションでは機能回復が期待できなかった重度上肢麻痺患者に対してBMIを使用した介入を行い、我々の予想以上の効果を実感しております。この新しい可能性を秘めた機器が上肢麻痺リハビリテーションにinnovationをもたらすことを確信しております。」と、その効果に大きな期待を寄せています。
平成医療福祉グループ総合研究所の研究所長佐方信夫先生も、「本機器を使用した治療を受けたい」という患者さんの問い合わせがあるなど、高い関心を示しています。
国際規格「ISO13485」認証取得
LIFESCAPESは、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485:2016」の認証を取得しました。これは、同社の製品が国際的な基準を満たしていることを証明するものであり、今後、日本市場だけでなく、海外への展開も視野に入れていることを示しています。
LIFESCAPES 医療用BMIへの期待
LIFESCAPES 医療用BMIは、脳卒中などの後遺症で手の麻痺が残る患者さんのリハビリテーションに大きく貢献すると期待されています。また、同社は今後も研究開発を進め、より高度な機能を備えた製品を開発していく予定です。