ヒュンメル×名古屋D、点字シャツ寄付
2024-07-09 13:34:29

ヒュンメル×名古屋D、点字シャツで視覚障がい者とディスレクシア支援!売上の一部を寄付

デンマーク発祥のスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、B.LEAGUE所属の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと共同で販売した点字シャツの売上の一部を、ディスレクシア協会名古屋と社会福祉法人名古屋ライトハウスに寄付しました。

この点字シャツは、2023年秋から名古屋Dを含む5つのクラブとヒュンメルが共同で実施したチャリティープロジェクトの一環として販売されました。目の見える、見えないに関わらず、手をたたいて声援を送る姿をイメージし、シャツの裾部分には指先で感じられる凹凸の点字加工でクラブ名が記されています。

売上の一部と選手着用シャツのオークション収益は、各クラブのホームタウンエリアにおける視覚障がい者支援に充てられました。2023年10月の着用・販売、選手着用シャツのオークションを経て、2023年6月20日に寄付金と名古屋Dバージョンの点字シャツが両団体に贈呈されました。

贈呈式では、株式会社エスエスケイの斎木英志氏が、「今回の点字シャツの寄付は、私たちスポーツから皆さまへのパスだと思っています。次はアリーナでお会いできることを楽しみにしています」と挨拶しました。

寄付金は、発達性ディスレクシアや視覚障がい者の方々が利用できるICT機器の購入や講演活動に活用されます。

発達性ディスレクシア(発達性読み書き障がい)は、音読や書字の習得に困難がある学習障がいです。見た目では分かりにくいことから、本人のやる気や家庭の問題だと誤解されるケースも多く、当事者の子供たちが自信を失い、不登校になってしまうこともあります。

ディスレクシア協会名古屋の吉田優英さんは、「統計的には、人口の8%がディスレクシアだといわれていますが、当事者の親御さんが理解をしていないことも多くあり、子どもたちが自信をなくし、不登校になってしまうこともあります。まずは今回のことをきっかけにディスレクシアということをより多くの方に知ってもらいたいと思います」と訴えました。

名古屋ライトハウスの岩間康治さんは、「当施設は視覚障がい者を中心に情報提供をしていますが、10年近く前からディスレクシアの方にも利用いただいており、ここ最近では、タイピング体験や音声図書を利用される方が多くなってきました。今回の点字シャツは非常に興味深いアイテムで、館内に飾ってより多くの人に見てもらったり、イベント時に着用するなど、活用できればと思います」と話しました。

贈呈式では、名古屋ライトハウスのスタッフに点字シャツを着てもらったり、公式マスコット『ディーディー』との触れ合いの時間も設けられました。全盲のスタッフからは、「服についている点字は初めてで新鮮」、「チーム名が英語で書いてあるね」、「ディーディーと握手でコミュニケーションできてよかった」などの感想が聞かれました。

名古屋Dが行う社会貢献プロジェクト『ドルフィンズスマイル』を担当する須賀綾乃さんは、「ディーディーに触れて、『大きいね、やわらかいね』と、視覚障がいのある方にも可愛がってもらえるディーディーを愛おしく思ったのと同時に、もっと多くの方と交流していく未来が想像できました。私たちは、『ファンの皆さまが楽しみながら参加したら社会貢献活動につながっている』という仕組みを大切にしています。今後も、ディスレクシア協会名古屋、名古屋ライトハウスの皆さまと地域の社会課題解決に向けた取り組みをご一緒できることを楽しみにしています」と継続的な取り組みへの意欲を表明しました。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、2021年に創立100周年を迎えた三菱電機で最も古いバスケットクラブをルーツに持ち、70年以上の歴史を誇ります。チーム名は、水の中を泳ぐイルカのようにコートを走り、ダイヤモンドのように強く光り輝くという意味が込められています。ホームタウンである名古屋地区の豊かな未来社会の実現に貢献することを目指しています。2023-24シーズンは、41勝19敗で西地区初優勝を果たし、チャンピオンシップでは初のセミファイナルに進出しました。

ヒュンメルは、1923年に世界で初めてスタッド付きスパイクを開発したデンマークのスポーツブランドです。革靴でサッカーをしていた当時、真っ平らな靴底にスタッドを付け、グリップ力の飛躍的向上をもたらし、今までできなかったプレーを可能にしました。そこで、重過ぎるために理論上飛べないとされるマルハナバチ(ドイツ語でhummel)が努力を重ねて飛べるようになったという逸話を重ね合わせ、ブランドネーム&ロゴに採用しました。100年におよぶ歴史を経て、現在は“Change the World Through Sport. (スポーツを通して世界を変える)”をミッションに、独自のブランドストーリーを展開し、新しいチャレンジを続けています。


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