新たな創造の場、PUSH FOR CREATION (P4C) とは
「PUSH FOR CREATION(P4C)」は、特に若手アーティストの創作活動を支援することを目的としたプログラムです。このプロジェクトは2025年の開催に向け、横浜市保土ヶ谷区にあるコワーキングスペース「PILE」で展開されます。アーティストたちが自らの作品を形作るための環境を提供することに加え、展示機会を設けることで、彼らの成長をサポートします。
PILE - A collaborative studio - の誕生
2023年4月に誕生したPILEは、クリエイターにとっての自由な協働空間を提供することを目指しています。ここでは、さまざまな専門性やバックグラウンドを持つクリエイターたちが集まり、互いに刺激し合いながら新たな創作活動を行うことができます。「新しい創造のための空間」をコンセプトに、デザイン、アート、クラフトなど、様々な分野での作品制作が可能です。
P4Cプログラムの提供内容
P4Cプログラムの参加者には、次の3つの支援が用意されています。
1.
創作環境の無償提供
アーティストは、展覧会に向けての制作のために、PILEを期間中無償で利用することができます。自由な発想を形にするための理想的な環境が整っています。
2.
パブリックアート展の展示機会
相鉄線「天王町駅」と「星川駅」のエリアで行われるパブリックアート展『保土ケ谷 高架下ART LINE 2025』では、選ばれたアート作品が公共の場に展示され、多くの人々に鑑賞される機会が与えられます。アートを生活の中に溶け込ませ、地域の文化を発信する重要な場となります。
3.
ネットワーク構築の機会
横浜エリア内で活躍するアートやクリエイティブ分野の多様な専門家との交流を通じ、新しい人脈を構築できる貴重なチャンスです。
参加アーティストの募集について
本プログラムでは、写真家およびグラフィックデザイナー/イラストレーターの参加アーティストを募集中です。募集は2025年7月18日まで行われており、応募後、1次審査と2次審査を経て、最終的な参加者が決定します。
P4Cの活動を支える審査員
審査員には多彩なバックグラウンドを持った専門家が揃い、選考の公正性と透明性を確保しています。中でも、建築家や美術大学の教授、アート文化振興団体のメンバーなどが参加し、参加アーティストへの中間講評やアドバイスも行います。
街を彩るパブリックアート展
このプログラムは、毎年11月に開催される展覧会を通じて街に新たな価値を提供しています。2025年にはこの展覧会が『保土ケ谷 高架下ART LINE』としてより多くの人々に地域文化と芸術の魅力を発信する場となります。
まとめ
P4Cは次世代のアーティストたちが自身のキャリアを構築し、豊かな創造活動を展開するための第一歩となることでしょう。自由な創作環境とネットワークの形成を通じて、参加者たちがその才能を開花させることを期待しています。在宅での制作活動が主流となりつつある今、こうした新たな試みはクリエイティブな世界に新しい風を吹き込むことができるのです。
詳細や応募方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。