Geolocation Technologyが新APIをリリース
静岡県三島市に本社を構える株式会社Geolocation Technologyは、IPアドレスから様々な属性情報を取得できるAPIサービス「どこどこJP」において、IPv6アドレス対応のJavaScript APIを新たにリリースしました。この新サービスは、2024年12月5日(木)にベータ版として公開され、正式版のリリースに先がけて先行利用ユーザーが募集されます。
IPv6対応の背景
従来の「どこどこJP」では、サイト管理者が簡単に導入できるJavaScript APIと、システムから特定のIPアドレスに関連する属性情報を取得するREST APIの2つの形式でサービスを提供していました。しかし、JavaScript APIは従来はIPv4アドレスに限定されており、IPv6アドレスによる属性取得には対応していませんでした。これが今回のリリースによって、IPv6アドレスへの対応が可能になり、幅広い利用が期待されています。
APIの機能と利点
新しいJavaScript APIでは、IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方の属性情報を同時に取得できる機能が実装され、特に一部の回線における地域判定の精度が向上しました。これにより、サイト管理者はどちらのアドレスを使用すればよいか迷うことなく、効果的なデータを得ることができます。例えば、特定の地域に特化したマーケティング戦略を練る際など、ローカライズされたコンテンツを提供することが可能になります。
先行利用ユーザーへの募集
現在、Geolocation Technologyでは、JavaScript API IPv6対応版の先行利用に興味のあるユーザーの募集を行っています。サービスの詳細や申し込み方法については、公式ウェブサイトまたはサポートメール(
[email protected])を通じて案内されています。
どこどこJPの機能
「どこどこJP」は、IPアドレスに付随する地域、組織、気象、回線情報など100種類以上のデータを提供するAPIサービスです。これにより、企業はユーザーの属性を把握し、利便性の向上を図ることができます。さらには、地方創生やBtoBマーケティング、金融不正検知など、幅広い分野で活躍が期待されるサービスとなっています。
会社概要
株式会社Geolocation Technologyは2000年に設立され、IP Geolocation技術の開発とサービス提供を中心に事業を展開しています。代表取締役社長の山本敬介氏が率いる同社は、地域社会の活性化を目指すオンリーワンのテクノロジーを開発し続けています。
このAPIのリリースは、デジタルマーケティングやIT技術の進化に貢献するものであり、今後の展開に目が離せません。